生態学のためのベイズ法

書籍情報
ISBN978-4-320-05678-7
判型菊 
ページ数332ページ
発行年月2009年03月
本体価格4,500円
生態学のためのベイズ法 書影
生態学のためのベイズ法

ベイズ法は,生態学が扱うような様々な形式をもつデータに対して,柔軟に対応する統計方法である。その点,ネイマンやピアソンらの確立した頻度主義的統計学のように,方法の形式に合わせてデータを採集しなければならない統計学とは異なる。これから生態学的研究を行おうとする若い学生,研究者にとって,ベイズ法は必須のデータ解析法になりつつある。
 本書は,生態学のデータを解析しようとする学生,教員,研究者,技術者,その他の関係者にベイズ法を解説する入門書である。近年,コンピュータシミュレーション技術の発達と相まって,ベイズ解析の解を手軽に求めることができるようになった。そのため,欧米では,生態学のデータをベイズ法で解析する方法を推奨する本が,数多く出版されるようになっている。しかし,残念ながら日本では,まだ,そのようなよい解説書は見当たらない。本書は,日本の生態学関係者への入門書として,ベイズ解析を分かりやすく説明し,現場での数多くのデータ解析例を紹介するものである。
〔原著 Bayesian Methods for Ecology(Cambridge University Press,2007)〕

目次

1 はじめに

2 統計的方法への批評

3 平均と頻度の分析

4 良いモデルとはどのようなものか?

5 回帰と相関

6 分散分析

研究事例
7 標識再捕法による解析

8 カエルへの標識効果

9 個体群動態

10 主観的事前分布

11 結論

A WinBUGSを実行するための手引き

B 確率分布

C MCMCアルゴリズム

引用文献
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