1足す1から現代数論へ―モジュラー形式への誘い―
- ISBN:978-4-320-11383-1
- 判型/ページ数:A5 / 268ページ
- 発行年月:2019年07月
- 価格:3,190円(税込)
足し算は言うまでもなく,日常生活において数を扱う基礎である。また,数を扱う数論は,現代において幅広く,豊かな広がりをみせている。 本書は,足し算という素朴な概念から,現代数論までをカバーする解説・・・
足し算は言うまでもなく,日常生活において数を扱う基礎である。また,数を扱う数論は,現代において幅広く,豊かな広がりをみせている。 本書は,足し算という素朴な概念から,現代数論までをカバーする解説・・・
符号理論の研究は1948年にC. E. シャノンによって発表された情報理論の論文A Mathematical Theory of Communication(Bell System Tech. J.・・・
本書は"曲線論から始まる代数幾何の入門書"である。学部学生にも馴染みのある平面上の代数曲線を扱っており,具体的な計算ができるといった点で,代数幾何学の入門書として,より敷居を低くした理解しやすい内容・・・
ホモロジーは幾何学の分野で発展したのち,位相幾何学や代数幾何学の分野で非常に有効な概念であることがわかり,ホモロジー代数の有効性が確立した経緯がある。現在の数学では,必須の概念である。本書は,そのホ・・・
本書は,π,e,i に続く第4の重要な定数である「オイラー定数 γ」を象徴的に取り上げて,対数,調和級数,素数などに関連する諸々の解説を歴史的な文脈の中で展開していく。オイラー自身・・・
代数幾何学の中核をなす環論に関するイデアルについての特論である。イデアルとは,その名のとおり理想数に由来し,R. デデキントによって1870年代に導入されて以来,E. ネーター,W. クルル,C. ・・・
可換代数の入門書として高い評価を得ているAtiyah- MacDonaldの翻訳企画。学部上級から大学院修士課程で,代数幾何学を本格的に学ぶ際の入門書として,最適の書。1969年に原著は刊行されている・・・
『代数方程式のガロアの理論』という題名からわかるように,この本は代数方程式を主題としてその背後にある考え方の変遷を扱っている。著者は序文で次のように述べている:「この本の主題は代数学ではなく,代数方程・・・
「代数学の基本定理」とは,複素数係数の多項式をf(x)とするとき,f(x)=0という方程式の根はすべて複素数で与えられる,というものである。大学で数学を多少学んだ人であれば名前ぐらいは覚えているのでは・・・
好評テキスト『線形代数の基礎』の演習編。教科書に掲載されている,すべての問題に対して,その解き方を詳しく説明した。各節の冒頭には,定義と定理を述べており,その定義に従い,定理を用いて考えれば,問題の解・・・
本書は,既刊の『群・環・体入門』の中にある問と節末の演習問題に解答を与えたものであり,数学を学ぶ初心者を対象としている。まず,各節のはじめに定義と定理,そして問題の説明に必要と思われる最小限の例題をあ・・・
理工系基礎課程の学生を対象として,数学のどの分野にも必要な基礎知識である群,環,体を中心とした代数系の基本的な考え方を,できるだけ平易に解説した。