- 越境する認知科学 全13巻 【7】巻
よい判断・意思決定とは何か―合理性の本質を探る―
- ISBN:978-4-320-09467-3
- 判型/ページ数:四六 / 176ページ
- 発売日:2021年02月17日
- 価格:2,860円(税込)
私たちが行う判断や意思決定には,「一貫しない」,「論理的でない」,「確率論や統計理論から逸脱する」等の非合理的な側面があるといわれている。本書では,そのような一見すると非合理的と思われる判断や意思決定・・・
私たちが行う判断や意思決定には,「一貫しない」,「論理的でない」,「確率論や統計理論から逸脱する」等の非合理的な側面があるといわれている。本書では,そのような一見すると非合理的と思われる判断や意思決定・・・
芸術の創作には,天才的な発想と優れた技術が必要なのか? 年を経ても芸術家の創造性が尽きることがないのはなぜなのか? 本書では,芸術家の創造プロセス,そして芸術家になっていくプロセスを見つめた心・・・
子どもが概念を形成し,言葉を覚えていくように ロボットが自ら学習し発達することができるのだろうか。 人工知能が人間の認知システムにおける学習と発達のダイナミクスをひも解く。 認知発達し言語・・・
本書は,大人が子どもを育てる家庭や保育園といった制度の枠内で展開される多様な子育て活動を取り上げ,その対象としての当の子どもがそうした活動にどのように参加しているのかという問いを検討する。 活動・・・
私たちはコミュニケーションにおいて様々な情報を他者とやりとりする。たとえば身振りや声の大きさの変化は他者に興奮の度合いを伝達するであろうし,視線の移動や指さしは他者の注意をその時その場にある何かに向・・・
「創造性」というと,優れた人間が発揮する才能と思われがちだ。しかし近年の認知科学研究は,創造性は個人の才能ではなく,他者との協同や外化など,偏在する外部資源との相互作用なくしては成り立たないことを明・・・
本書の特徴は,「自己」と「他者」の脳内表現について,脳機能イメージング研究や脳損傷患者の症例,また心理実験のデータなど,最新の認知脳科学の知見を多数紹介している一方で,古くからの「自己」と「他者」に・・・
これは2002年8月に初版を発行した『認知科学辞典』のデジタル版である。辞典というものは出版された直後から内容が古くなるという宿命を負っている。紙という媒体にも様々な長所が存在するが,ぜひオンライン・・・
「道具」としてのモノが人の認知活動に大きな影響を与えていること,翻って「使いやすい道具」を作るためには人の認知的過程を知ることが重要であるという認識もまた広く受け入れられつつある。 本著では,その・・・
過去10年ほどの間に急速に展開を始めた「進化ゲーム」と呼ばれるゲーム理論の分析手法を,認知・行動科学への応用可能性を中心にさまざまな観点から論じたものである。「進化ゲーム」とは何か,無限の情報処理能力・・・
人はなぜジェスチャーをするのか,ジェスチャーの源は何なのか,さまざまな思いを担うジェスチャーや行為の果たす役割とは何なのか。心に宿る思いの丈をことばとジェスチャーと行為の関わりから解き明かす。本書は,・・・
人間の認識は,ものごとの間にさまざまなレベルの類似を見い出す能力,そして類似を作り出す能力により支えられている。こうした観点から,本書は人間の類似判断,概念,記憶,思考,発達,創造性について,認知科学・・・
従来の認知科学においては、個人内での認知・思考・情報処理が主な研究の対象になっていたが、最近、そこに社会的な視点が導入され、複数の人間による認知や思考の重要性が認識されつつある。つまり、「認知や思考の・・・
人間の知性とはいかなる性質のものか,人間の知性の起源は何なのか,人間が様々なことを学習していく上での生得的に備わった学習の基盤とは何か,という人間の本質を理解する本。 本書では、認知機構の生得性に関・・・
意識の科学的研究の新しい展開を"意識の神経基盤"という立場から概観したもの。多様な意識への科学的アプローチが提示されている。多様な分野から意識へのモデル化を試みている。 雑誌「認知科学」Vol.4・・・
子どもはどうことばを獲得するのか?最初の言語獲得の過程を,計算機上で動くプログラムとして獲得過程のモデルを作り出す手法を通じて考察。
確率や統計の領域では,理論的な結果と直感的な判断とが食違うことがある。本書はその中の反直感的問題“3囚人問題”をめぐる研究の総括。
文化心理学的な見方とそれに基づく心理学的問いかけを概説し,実証研究を通じて,この見方が従来のものに替わる潜在力を秘めていることを論証。
人間と動物の認知機能を比較研究し,認知の発生と進化を解明する試み“比較認知科学”を紹介。
人とモノとのインタフェース研究「認知工学」から「使いやすさ」を捉え直す。利用者の心理的側面に注目した研究事例を紹介している。
制約理論の観点から,子どもがどのような仕組みで,ことば,概念,カテゴリーを学習しているのか,学習に影響を与える要因は何かなどを考察。
類似する例文(翻訳例の対)を組み合わせて翻訳を行う。それが実例型機械翻訳である。本書はこの最新研究を平易に解説している。
集団意思決定に関する思考実験として「無私で有能な独裁者」という架空の存在を考えた場合,実際のグループの意思決定がどう評価できるか論考。
人間とコンピュータのやり取り,コンピュータを媒介とした人間とその周りの環境などを議論。
認知科学の重要な知見を集大成し、本分野の総合的な展望を提供する世界初の ハンドブック。