複雑系としての経済・社会
第3巻には複雑系の視点から経済・社会を論じる5編の論文を収録。内部状態を持った個体が集まってできた系の集団的・統計的性質に着目し、各個体の情報からいかに集団を特徴づけるか、いかに新たな集団的性質を発見するかという問いが示されている。
2. 景気循環理論と非線型動学:IS-LM分析における展開(吉田博之)
3. 社会物理学と考現学との接点(山崎義弘)
4. 動物の群れにおける自由と社会(郡司ペギオ幸男・村上 久・都丸武宜)
5. 対戦型スポーツに対する統計物理からのアプローチ(成塚拓真)