最良母集団の選び方
本書では主に正規分布を中心に、その母平均に関する様々な選択問題を取り上げている。また、母分散に関する選択問題も取り上げている。正規分布以外では、二項分布の比率、指数分布の閾値に関する選択問題を取り上げている。さらに、多変量正規分布の平均ベクトルの最良成分の選択、多項分布の最良カテゴリーに関する選択問題も取り上げている。付録として、標本数を予め固定すると推測方法が構成できない推測問題も解説している。その解決には逐次的手法が必要になるが、逐次的手法の中でも、簡便かつ実用的な二段階推測方法を紹介している。その手法の選択問題以外の応用として、仮説検定を取り上げている。
1.1 最良母集団の選択
1.1.1 等分散の場合
1.1.2 母分散が一般の場合
1.2 標準値がある場合
1.2.1 等分散の場合
1.2.2 母分散が一般の場合
1.3 対照母集団がある場合
1.3.1 等分散の場合
1.3.2 母分散が一般の場合
1.4 演習問題
第2章 部分集合の選択
2.1 部分集合の選択
2.1.1 等分散の場合
2.1.2 母分散が一般の場合
2.2 標準値がある場合
2.2.1 等分散の場合
2.2.2 母分散が一般の場合
2.3 対照母集団がある場合
2.3.1 等分散の場合
2.3.2 母分散が一般の場合
2.4 演習問題
第3章 その他の選択問題
3.1 二項分布に関する選択
3.1.1 最良母集団の選択
3.1.2 部分集合の選択
3.2 正規分布の分散に関する選択
3.2.1 最良母集団の選択
3.2.2 部分集合の選択
3.3 指数分布に関する選択
3.3.1 最良母集団の選択
3.3.2 部分集合の選択
3.4 多変量正規分布に関する選択
3.4.1 最良成分の選択
3.4.2 部分集合の選択
3.5 多項分布に関する選択
3.5.1 確率が最大であるカテゴリーの選択
3.5.2 確率が最小であるカテゴリーの選択
3.6 演習問題
付録A
A.1 標本数を固定すると解が構成できない推測問題
A.2 二段階推測法
A.2.1 正規分布
A.2.2 指数分布
A.2.3 標本数
A.2.4 仮説検定への応用
A.3 IZ方式とCS方式の同等性
A.4 重要な不等式
付録B 定理の証明
B.1 第1章
B.2 第2章
B.3 第3章
B.4 付録A
演習問題解答
参考文献
索 引