分子磁性

分子磁性
著者 日本化学会 編・ 大塩 寛紀
分野 化学・化学工業  > 物理化学  > 磁気化学
化学・化学工業  > 物理化学  > 物性化学
化学・化学工業  > 無機化学  > 錯体化学
シリーズ 化学・化学工業  > 化学の要点シリーズ 38
発売日 2021/04/15
ISBN 9784320044791
体裁 B6・196頁
定価 2,090円 (本体1,900円 + 税10%)
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分子磁性は電子スピンの性質と機能を探究する学問である。人類と電子スピンとの関わりは古く、紀元前600年頃発見された磁石であるマグネタイトまで遡る。しかし、磁石がいわゆる強磁性体として機能するには物質中の多くの電子スピンが同じ方向を向く必要があり、20世紀中頃まで磁石は金属や酸化物など固体としての性質であると考えられてきた。分子の特徴はその高い設計性にあり、分子だけでなくその集合体である固体の電子状態をも設計することが可能である。分子磁性は「電子スピンを活性化し、それらが演じる舞台をつくる」ことで、金属錯体磁性体や有機ラジカル磁性体をはじめ分子スイッチ、分子メモリー、量子磁石を実現し、さらに電子スピンと電荷を活用するスピントロニクスや単一分子デバイスなど基礎から応用まで研究対象は広い。

本書では、磁性の起源から自由イオンと遷移金属イオンの電子状態、結晶場理論、磁気的相互作用と物理測定を網羅することで、分子磁性の理解に必要な基礎理論をわかりやすく解説する。さらに、後半では分子磁性の重要な成果である分子磁性体や量子磁石、熱や光によるスピン状態変換をはじめスピントロニクスなど最前線の研究を紹介する。
第1章 自由イオンの電子状態

第2章 物質と磁場との相互作用

第3章 遷移金属イオンの電子状態と磁性

第4章 磁気的相互作用

第5章 物理測定

第6章 分子磁性

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