現代乳酸菌科学

―未病・予防医学への挑戦―

紙 + 電子書籍
現代乳酸菌科学
著者 杉山 政則 著・ 矢嶋 信浩 コーディネーター
分野 生物学・生物科学  > 微生物学  > 細菌
シリーズ 科学一般  > 共立スマートセレクション 4
発売日 2015/12/11
ISBN 9784320009042
体裁 B6・142頁
定価 1,760円 (本体1,600円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
  • 関連情報
 21世紀は、病気になってから治すのではなく、病気に罹らないように日頃から心がけることを重視する時代である。近年、乳酸菌の健康を保つ効果が「プロバイオティクス」効果として注目されている。プロバイオティクスとは、「腸内細菌叢を改善して、ヒトの健康維持に有益な働きをする、ヒトへの安全性が保障された微生物」のことで、乳酸菌はその代表である。一方、近年、「腸内細菌叢のバランスが肥満や精神疾患とかかわっている」との驚くべき現象が見いだされ、遂に、「微生物と脳科学」とが結びついて議論されるようになった。
 本書は、乳酸菌が「未病改善と予防医学」にきわめて重要な微生物であることを示すとともに、腸内細菌叢のバランスが、未病からの脱却と健康維持にきわめて大切であることを紹介する。
序 章

1 腸内細菌叢
1.1 腸内細菌叢とは何か?
1.2 生きた腸内細菌はなぜ排除されない?
1.3 腸内細菌科細菌の環境への順応性
1.4 腸管内に住むクロストリジウム

2 肥満と精神疾患と腸内細菌叢
2.1 肥満と肥満遺伝子
2.2 肥満にかかわる腸内細菌
2.3 自家中毒説
2.4 不安やストレスが病気を引き起こす
2.5 腸内細菌叢の精神疾患へのかかわり
2.6 腸内細菌と糞便移植

3 乳酸菌の種類とその特徴
3.1 乳酸菌と不老長寿の関係
3.2 乳酸発酵と乳酸菌の発見者
3.3 さまざまなタイプの乳酸菌
3.4 ヨーグルトとチーズの食文化史

4 乳酸菌のゲノムを覗く
4.1 乳酸菌ゲノムの特徴
4.2 乳酸菌が保有するプラスミド
4.3 クオラムセンシング機構

5 植物乳酸菌の驚異
5.1 乳酸菌摂取よるビフィズス菌の増殖促進効果
5.2 植物乳酸菌は胃液と胆汁酸での生存率が高い
5.3 植物乳酸菌は免疫賦活化活性が高い
5.4 植物乳酸菌が活躍する日本酒製造
5.5 東洋医学における病気のとらえかた

6 東洋の食文化と乳酸菌
6.1 糠漬け乳酸菌
6.2 キムチの機能性と乳酸菌
6.3 醤油と乳酸菌
6.4 日本型食生活の今後

7 乳酸菌の医薬・医療への挑戦
7.1 肝機能を改善する植物乳酸菌~ヒト臨床試験による評価~
7.2 わが国の三大疾患
7.3 高血圧疾患の現状
7.4 GABAを大量につくる植物乳酸菌
7.5 GABAをつくる生物学的意義
7.6 植物乳酸菌による脂肪肝の改善と肥満対策
7.7 感染症に有効な薬をつくる植物乳酸菌
7.8 乳酸菌のつくる細胞外多糖
7.9 保健機能食品制度と乳酸菌
7.10 乳酸菌サプリメント
7.11 機能性表示食品制度
7.12 高活性化NK細胞免疫療法

終 章

参考図書・文献

乳酸菌―この魅惑的隣人の謎を解き明かす(コーディネーター:矢嶋 信浩)

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