本書は、コンピュテーショナル・シンキングに関する日本ではじめての入門書である。知識を基に論理的な思考と問題解決ができる能力を獲得する、そのためのアプローチのひとつとして、コンピュテーショナル・シンキングがある。コンピュテーショナル・シンキングをひとことで言うならば「計算機科学の流儀で考えて問題を解決すること」となるであろう。
大学における教養教育科目の教科書として、また、新しい能力の獲得を目指すすべての人の自習書ともなりうる。
第1章 はじめに
第2章 準備編―プログラミングの基礎知識
第3章 問題解決事例演習・基本編
第4章 問題解決事例演習・発展編
第5章 情報の表現と文字列の操作
付録 情報数学の基本用語