ENIAC

―現代計算技術のフロンティア―

ENIAC
著者 Thomas Haigh 著Mark Priestley 著Crispin Rope 著土居 範久 監修羽田 昭裕 訳川辺 治之 訳
分野 情報・コンピュータ  > アーキテクチャ
発売日 2016/06/10
ISBN 9784320124004
体裁 A5・460頁
定価 6,050円 (本体5,500円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
  • 関連情報
 最初のプログラム可能な汎用電子計算機と知られるENIAC(Electronic Numerical Integrator and Computer)は、1943年に構想され、1945年に完成、そして1955年には解体された。その後の開発者らによる特許紛争などにより、最初のプログラム可能な計算機かどうかといった論争だけが今日では記憶に留められがちであり、そのような観点から書かれた成書も数多くある。

 しかし、ENIACは、現代的な計算機への道程にある単なる通過点ではない。著者らは、ENIAC を、戦時の機械、「最初の計算機」、その利用者が継続的に手直ししつづけた物質的人工物、そして矛盾を含んだ史話の対象ととらえ、残された記録資料原本を広範囲に調査することによって、ENIAC の構想から、設計、構築、利用、そして博物館に展示された遺品となるまでの詳細な物語をまとめ上げた。

 また、ENIAC の物語は、ENIAC に携わった人々の物語である。ENIAC を構築し、プログラムし、操作した人々、とくに、そうしたことで有名になった女性たちだけでなく、ENAIC を提案、設計した数学者、科学者、技術者について記述することで、今まで光が当てられることの少なかったENIACの歴史の細部を明らかにしていく。

(原著:ENIAC in Action: Making and Remaking the Modern Computer、 MIT Press、 2016.)
はじめに

第1章 ENIAC を思い描く

第2章 ENIAC の構造を決める

第3章 ENIAC に生命をもたらす

第4章 ENIAC を稼働させる

第5章 ENIAC,弾道研究所に到着する

第6章 EDVAC と第一草稿

第7章 ENIAC の変換

第8章 ENIAC,モンテカルロに向かう

第9章 ENIAC の運試し

第10章 ENIAC の稼働が落ち着くまで

第11章 ENIAC 世代の計算機,「プログラム内蔵方式」に対峙する

第12章 記憶に残るENIAC

結び

Shopping
ご注文

6,050円
(本体5,500円 + 税10%)

ネット書店で購入

  • Amazon
  • 紀伊國屋書店ウェブストア
  • 楽天ブックス
  • honto
  • HMV&BOOKS online
  • ヨドバシ.com
  • Honya Club.com
  • TSUTAYA オンラインショッピング
  • e-hon 全国書店ネットワーク
  • セブンネットショッピング
  • bookfanプレミアム