高分子ゲル

高分子ゲル
著者 高分子学会 編集宮田 隆志 著
分野 化学・化学工業  > 高分子化学
シリーズ 化学・化学工業  > 高分子基礎科学One Point 全10巻 6
発売日 2017/05/25
ISBN 9784320044401
体裁 B6・184頁
定価 2,090円 (本体1,900円 + 税10%)
在庫 在庫僅少
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 高分子ゲルの基礎は、高分子科学の合成から物性、構造、機能に関わり、物理化学や有機化学、最近では無機化学も含めた基礎科学の基盤の上に成り立っている。そのため、高分子ゲルの基礎を学ぶためには、幅広い基礎科学の知識が必要となってくる。逆に言えば、高分子ゲルの基礎を通して、高分子科学の基礎全般を広く学ぶことができる。
 本書では、ゲルの膨潤理論は高分子の状態方程式であるFlory Huggins理論を紹介し、ゲルの拡散ではFickの法則やスケーリング則などに基づいてまとめられており、一方、ゲルの合成では、高分子合成の基礎から最近注目されているクリック反応や自己集合まで、詳しく述べられている。
 また、最新のトピックスも多く紹介され、多くの参考文献が挙げられている。特にゲルの物性や機能に関しては、ターニングポイントとなった研究や、ゲルの物性や機能を語る上で外すことができない重要な研究についても触れる。
第1章 高分子ゲルとは

第2章 ゲルの基礎理論
2.1 ゲル化理論
2.2 体積相転移
2.3 膨潤の速度論
2.4 ゲルの弾性率
2.5 ゲル中の拡散
2.6 ゲルにおける分子間相互作用

第3章 ゲルの形成
3.1 一般なゲル形成法
3.2 精密重合
3.3 最先端の高分子反応
3.4 酵素反応
3.5 自己集合
3.6 粒子形成
3.7 薄膜形成
3.8 3D造形

第4章 ゲルの構造
4.1 ゲルのナノ・マイクロ・マクロ構造
4.2 ゲル化過程の評価
4.3 膨潤率測定
4.4 架橋密度測定
4.5 散乱法
4.6 顕微鏡観察
4.7 ゲル中の水の状態

第5章 ゲルの物性
5.1 力学物性
5.2 吸収性・吸着性
5.3 光学特性
5.4 表面特性

第6章 ゲルの機能
6.1 刺激応答機能
6.2 分離機能
6.3 分子認識機能
6.4 光制御機能
6.5 反応制御機能
6.6 生体制御機能
6.7 電気化学機能
6.8 形状記憶機能
6.9 自己修復機能
6.10 ナノ・マイクロデバイス制御機能
6.11 自励振動機能

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