本書の初版は、2011年9月に上梓されたが、それから6年以上も経ち、インターネットビジネスはその間にさらなる発展を遂げてきた。例えば、個人の電子商取引金額は、2009年の6.7兆円から、2016年には、15.1兆円まで拡大している。また、スマートフォン経由の取引は若い人を中心に拡大し、取引全体の3割を占めるようになってきた。さらに、電子マネーの利用も拡大し、利用金額は、2009年には1.3兆円であったものが、2016年には、5.1兆円まで拡大している。インターネット広告は、2009年には7千億円強であったものが、2016年には、1.31兆円に拡大しており、近い将来にテレビ広告費(1.97兆円:2016年)を抜くことは確実である。今回の第2版では、これらの変化を踏まえ、本書で取り上げている、統計データを最新とするとともに、IoTによる新しいビジネスや、新しい電子マネーなどの最新の動向を取り込んだものである。
1.インターネットビジネスとは
2.ビジネスモデル
3.電子商取引
4.電子決済
5.デジタルコンテンツ
6.インターネットマーケティング
7.検索エンジン
8.データマイニング
9.インターネットビジネスのためのインフラ
10.情報セキュリティ
11.コンピュータウイルス対策
12.電子認証
13.インターネットビジネスの倫理と法律
14.インターネットビジネスの動向
15.まとめ
用語解説表
索引