基礎から学ぶ医療情報

基礎から学ぶ医療情報
著者 金谷 孝之 著服部 建大 著
分野 情報・コンピュータ  > 情報科学  > リテラシー
医学・薬学  > 医用工学  > 資格・技士
教科書
発売日 2014/10/24
ISBN 9784320123793
体裁 A5・228頁
定価 3,080円 (本体2,800円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
  • 関連情報
 医療現場ではオーダエントリーシステムや電子カルテのようなコンピュータシステムが導入され、医療現場でもコンピュータシステムは不可欠な存在となっている。医療情報の特質から、個人情報保護、プライバシー保護に十分な配慮が必要であり、マルチメディア性、連続性、多層性などのために情報自体が複雑である。そのため、医療情報システムを扱う医師、看護師などの医療スタッフや事務職員などの中には十分なコンピュータ知識をもたず、これらのシステムを利用している人もいるため、誤動作やデータの漏洩が発生していることも報告されている。このような社会背景から医療情報に携わる人材の育成のために、一般社団法人日本医療情報学会がおこなっている医療情報技師、上級医療情報技師、医療情報基礎知識検定試験に、数多くの人々が受験している。
 本書は、初めて医療情報に触れる人を対象にした医療情報の基礎を網羅したテキストで、大学や専門学校などで半期15回の授業で医療情報の基礎を学べる分量にして、コンピュータや医療現場を知識がなくても、コンピュータ技術や医療情報を理解できるように平易な文章で解説し、画像を多用してその技術を学習できるように心がけた。また、本書を十分に学習することで、医療情報基礎知識検定試験程度の知識は得られるように構成した。各章の終わりにまとめとなる問題を付した。これらの問題を解くことによって、その章を復習できるようにしている。
第1部 医療情報を取り扱うための基本的な情報処理技術

第1章 情報の表現
1.1 アナログとデジタル
1.2 情報の単位
1.3 文字コード
1.4 圧 縮
1.5 画像情報

第2章 ハードウェア
2.1 コンピュータハードウェアの基本構成
2.2 中央処理装置
2.3 記憶装置
2.4 入力装置
2.5 出力装置
2.6 インタフェース
2.7 コンピュータの種類
2.8 耐障害性

第3章 ソフトウェア
3.1 ソフトウェアの種類
3.2 システムソフトウェア
3.3 アプリケーションソフトウェア
3.4 ソフトウェアライセンス

第4章 ネットワーク
4.1 ネットワークの基礎
4.2 ネットワーク機器
4.3 TCP/IP
4.4 ネットワークサービス
4.5 クラウドコンピューティング

第5章 データベース
5.1 関係データベース
5.2 データベース言語
5.3 データベース管理システム
5.4 データベースの二次利用

第6章 情報セキュリティ
6.1 情報セキュリティとは
6.2 脅 威
6.3 コンピュータウイルス
6.4 情報セキュリティ対策


第2部 医療情報の基礎

第7章 医療従事者と記録
7.1 病院とは
7.2 病院で働く職種
7.3 患者と診療プロセス
7.4 医療情報の特性および取扱い

第8章 病院組織における部門
8.1 診療部門
8.2 運営管理部門

第9章 医療情報システムの基本的な利用形態と機能
9.1 医療情報システムの役割
9.2 病院情報システムの種類

第10章 保健・医療・福祉情報システム
10.1 診療所における情報システム
10.2 介護保険制度における情報システム
10.3 保健・医療・福祉における情報システムと広域に対応する情報システム

第11章 医療情報の共有・活用を図るための基本的な方策
11.1 医療における標準化の問題点
11.2 標準化のメリット
11.3 標準化に関わる組織と標準化の普及
11.4 標準規格と用語・コード
11.5 SS-MIX
11.6 情報分析

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