有機機器分析
―構造解析の達人を目指して―
特に比較的複雑な天然有機化合物や薬物などの構造決定で困っている読者に、解決の糸口を提供できることを心がけている。
第2章 質量分析スペクトル
2.1 分子関連イオンピークの見分け方
2.2 特殊な同位体分布をもつ元素の検出
2.3 高質量の化合物の分子量を求めるときの注意点
2.4 高分解能質量測定
第3章 NMRスペクトル
3.1 NMRを使うときに
3.2 NMR測定試料の調製
3.3 炭素骨格構造の決定
3.4 異常なNMR データ
3.5 立体配置の決定
3.6 絶対立体配置の決定
3.7 立体配座(コンフォメーション)の推定
第4章 UV,CD,IRスペクトル
4.1 UVスペクトル
4.2 CDスペクトル
4.3 IRスペクトル
第5章 構造解析に必要な化学反応
5.1 誘導化反応
5.2 分解反応
第6章 実際の構造解析上の注意点
6.1 NMR試料の最終精製
6.2 構造解析の前にやっておくべきこと
6.3 NMRの測定と解析
6.4 その他スペクトルの測定
6.5 含有元素の推定
6.6 分子式の推定
6.7 平面構造の決定
6.8 立体構造の推定
6.9 化学誘導
6.10 得られた構造の確認と公表
第7章 おわりに
参考になる文献,著書
索引