熱力学

―エントロピーを理解するために―

熱力学
著者 須藤 彰三 監修・ 岡 真 監修・ 佐々木 一夫
分野 物理学  > 熱・統計力学  > 熱力学
物理学  > 熱・統計力学  > エントロピー
物理学  > 熱・統計力学  > 熱学
シリーズ 物理学  > フロー式 物理演習シリーズ 8
発売日 2013/09/25
ISBN 9784320035072
体裁 A5・192頁
定価 2,200円 (本体2,000円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
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 本書は、大学で初めて熱力学を学ぶ学生のための演習書である。自習書としても講義の参考書としても適している。読者は、初等的な力学の知識と、高校や大学1年で学ぶ微積分の素養をもっていると想定している。各章冒頭の《内容のまとめ》を読み、例題と発展問題を解くことによって、熱力学の基礎が身につくだろう。論理的な流れを重視した構成になっているので、はじめから順番に問題を解いていくのが効果的だ。
 標準的な熱力学の教科書において、熱機関に関する「カルノーの定理」から「クラウジウスの不等式」を経て「エントロピー」を導入するまでの一連の議論は、初学者にはつまずきやすい箇所である。本書では、この部分に新しいアプローチを取り入れて、エントロピーがより理解しやすくなるように工夫している。また、エントロピーを扱う具体的な問題を多く用意しているので、エントロピーに慣れ親しむことができるだろう。さらに、熱力学をさまざまな問題に応用する際に必要な、偏導関数の書き換えの手順をフローチャートとしてまとめてあるので、式変形の森で迷子になる心配もない。熱力学の基礎が理解できて、計算力も身につく一冊である。
1 状態方程式
例題1【物質量】
例題2【状態方程式】

2 偏微分と全微分
例題3【等温圧縮率・体膨張率・圧力係数】
例題4【微分公式】

3 熱
例題5【熱と熱容量】

4 第一法則
例題6【第一法則を支持する思考実験】
例題7【体積変化による仕事】
例題8【仕事と熱】

5 第一法則の応用
例題9【エネルギーとエンタルピー】
例題10【準静的過程における熱】
例題11【準静的過程】

6 理想気体
例題12【マイヤーの関係】
例題13【ポアソンの法則】

7 第二法則
例題14【理想気体のカルノー機関】
例題15【トムソンの原理】
例題16【カルノーの第一定理】

8 エントロピー
例題17【エントロピー】
例題18【単純理想気体のエントロピー】

9 熱力学の恒等式
例題19【ヘルムホルツの自由エネルギー】
例題20【偏導関数の書き換え】
例題21【ジュール・トムソン過程】

10 エントロピー増大の法則
例題22【エントロピー増大則】
例題23【最大仕事の定理】

11 平衡条件
例題24【エントロピー最大の原理】
例題25【平衡条件】
例題26【均質な平衡状態の安定性】

12 化学ポテンシャル
例題27【ギブス・デュエムの関係式】

13 相平衡
例題28【相平衡の条件】
例題29【クラペイロン・クラウジウスの式】
例題30【マクスウェルの等面積則】

A 付録
B 発展問題略解
補足資料(pdf)

初版1,2刷をお買い上げいただいた方へ

第8章 80ページから81ページの絶対温度の説明を書き直しました。

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