理解困難な力学系理論をその歴史から展開して学部学生にも理解できるよう構成したユニークな書。『力学系とエントロピー』として1985年に初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。本書は、多くの読者からの要望を受け、改装し発行したものです。
第1章 力学系とその歴史
第2章 予備概念
第3章 軌道の性質
第4章 力学的性質
第5章 位相的安定性と非遊走集合
第6章 位相的エントロピー
第7章 積分と確率測度
第8章 エルゴード性
第9章 Kolmogorov-Sinaiエントロピー
文献
索引