テキスト電気回路
本書は、大学電気・電子系学科の1・2年生を対象とした入門的な教科書であり、電気回路の基礎を例題を解きながら学ぶことが出来る。本書では、理論や公式の説明とともに、例題が書かれている。読者は、例題を解くことによって、理論や公式の使い方を理解し、そのことで電気回路の知識を習得できる。また、例題の解法には、図と計算の解説を多く取り入れ、数学の苦手な学生にとっても理解しやすいよう工夫をした。本文欄外には、電気回路を理解するために必要な情報を多く記してある。
《学生にとっての本書の特徴》
学生にとって電気回路は、電気回路の問題を解くときに数学的な手法やコツが必要であるため、難解な科目である。本書は、問題の解法が詳細に解説されており、電気回路の独習および講義の復習に最適である。それぞれの例題は、基本的な方法で解かれている。このことから、本書の回路解析法を修得することで、より高度な電気回路技術の修得を無理なく行うことが出来る。
《教員にとっての本書の特徴》
本書は、大学電気・電子系学科の1・2年生にとって必須の内容を解説してある。本書を授業の教科書とすることで、学生は予習、復習が行い易くなる。発展的内容として、演習問題も用意されている。
第2章 キルヒホッフの法則
第3章 閉路方程式を用いた回路解析
第4章 等価電圧源,等価電流源
第5章 正弦波交流回路
第6章 複素数を用いた交流回路解析
第7章 フェーザ軌跡
第8章 交流電力
第9章 相互誘導回路
第10章 三相交流回路
第11章 一般線形回路
第12章 二端子対回路
第13章 分布定数回路
第14章 過渡現象解析