熱分析
・古典的技法については基本をがっちりと解説
・目的別の「ガイド」部分つき
・典型的な使用例を紹介
エネルギーや環境に関する関心が高まるなか、熱に関する分析法や測定法は、技術開発や研究の幅広い分野で、なくてはならない分析法として、その重要性を増している。一方で、近年の分析手法や機器の進歩は著しく、基礎的な原理とともに熱分析に関する最新の技術をいかに初学者が正しく理解し、実際の測定に応用していくかについて、わかりやすい解説書が必要とされていた。本書は、このような背景に鑑み、従来の熱分析の枠組みを超えて、幅広く熱分析をとらえ、比熱容量、エンタルピー、エントロピーの熱力学量に加えて、熱伝導率、熱拡散率の熱移動特性の測定法を含み、マクロ・ミクロスケールの測定を、接触法・非接触法を含めて解説した野心的な成書である。
Chapter2 熱分析基礎
Chapter3 古典的熱分析
Chapter4 周期加熱法・温度変調法
Chapter5 局所・ミクロ熱分析
Chapter6 典型的な測定例
付録 ISO/JIS における熱分析に関する規格一覧表