入門構造生物学
―放射光X線と中性子で最新の生命現象を読み解く―
著者 | 高エネルギー加速器研究機構構造生物学研究センター 編・ 加藤 龍一 編集 |
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分野 |
生物学・生物科学
> タンパク質 教科書 |
発売日 | 2010/04/25 |
ISBN | 9784320057043 |
体裁 | B5・240頁 |
定価 | 4,180円 (本体3,800円 + 税10%) |
第1章 はじめに-構造生物学の夜明け
1.1 種と遺伝子とDNA
1.2 WatsonとCrickによるDNA構造解析
1.3 初めてのタンパク質の構造解析
1.4 遺伝子操作技術との出会い
1.5 現在のタンパク質結晶構造解析
第2章 生物を構成する分子の立体構造(形)を決定する手法
2.1 X線結晶構造解析-X線で分子の形を見る
2.2 中性子結晶構造解析
2.3 X線溶液散乱
2.4 その他の手法
第3章 タンパク質結晶構造解析の放射光ビームライン
3.1 高輝度X線源としての放射光-どうやって明るいX線が発生するのか
3.2 構造生物学研究のための放射光ビームライン
3.3 放射光ビームラインの過去,現在,未来
3.4 ビームラインの自動化技術-効率的な実験環境を目指して
第4章 生命現象の理解に迫る構造生物学研究
4.1 遺伝子の修復-DNA損傷とDNA修復機構
4.2 転写
4.3 翻訳
4.4 分子シャペロンとタンパク質のフォールディング
4.5 糖鎖修飾と細胞内輸送
4.6 生体分子モーター
4.7 酵素反応
4.8 発生と分化
第5章 高次生命現象-これからの構造生物学のターゲット
イントロダクション
5.1 匂いに対する情動や行動を先天的に制御する神経回路の発見-構造生物学と行動生物学の遠くて近い関係
5.2 脊椎動物網膜視細胞のシナプス形成機構
5.3 メンフクロウの音源定位における神経ネットワーク-細胞"構造" の合目的性
5.4 眠りの調節機構-睡眠覚醒調節の分子機構
5.5 メタボロームで体内時刻を測る-血中物質の"花時計"
文献
索引