インフラ構造物入門
―鋼・複合構造物の技術とデザイン―
(1) 技術の完成度が高い橋梁構造物を例に挙げつつ、社会基盤構造物全般の計画、設計、製作、建設、および保全の技術に共通する事柄を概論し、将来どの分野に就職しても知っておくべき重要事項を簡単にまとめた。
(2)鋼・複合構造工学の大切さ、および面白さを伝えて、重要な社会基盤構造物に関する技術に興味を持っていただき、将来、既存の鋼・複合構造物の建設・保全を技術的に担っていただく若者を勧誘できる内容にした。
(3)最低限の基礎的知識の記述に留めるが、それでも難しい内容は、それが何の役に立つかということ、すなわち、その重要性を伝えることに主眼を置き、深い説明は避け、できるだけ簡単に説明した。
第2章 構造物の計画と形式選定
第3章 使用材料とその性質
第4章 構造力学特性
第5章 構造物の応答現象および対策
第6章 構造実験と詳細構造解析
第7章 構造デザイン
第8章 構造物の製作と架設
第9章 構造物の維持・保守
付録 力学および設計法の基礎
A-1 応力
A-2 部材の設計法の基礎
A-3 曲げモーメント
A-4 せん断力
A-5 歪の定義および応力と歪との関係