超多自由度系の新しい科学
著者 | 金田 行雄 監修・ 笹井 理生 監修・ 笹井 理生 編 |
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分野 |
情報・コンピュータ
> 情報数学 |
シリーズ |
情報・コンピュータ
> 計算科学講座 全10巻 > 第3部 計算科学の横断概念 10
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発売日 | 2010/11/30 |
ISBN | 9784320122758 |
体裁 | A5・336頁 |
定価 | 4,400円 (本体4,000円 + 税10%) |
第1章の導入のあと、第2章では計算科学の歴史を踏まえ、計算科学の発展の方向を展望する。第3章から第5章にわたっては、生体分子、気象、超伝導、相転移、統計など計算科学の個別の問題について、それぞれの分野での現代的な入門としての解説をするとともに、仮定、モデル、データについて異なった扱いをする計算を比較して、計算科学の姿を立体的に浮かびあがらせることを企図している。
1.1 1つのまとまりとしての「計算科学」(金田行雄)
1.2 計算科学の考え方(笹井理生)
第2章 計算科学の発展(小柳義夫)
2.1 計算科学とシミュレーション
2.2 シミュレーションの類型
2.3 古典論的手法の例
2.4 量子論的手法の例
2.5 コンピュータ技術の進歩
2.6 コンピュータの歩み
2.7 計算科学から学際計算科学へ
2.8 コンピュータの発展と計算科学
2.9 計算科学の未来
第3章 現象を計算機の中に作り出す
3.1 生体分子の計算機シミュレーション(木寺詔紀)
3.2 気象のシミュレーション(坪木和久)
第4章 計算機によって論理を発見する
4.1 蛋白質の論理(笹井理生・伊藤一仁・佐々木 尚)
4.2 計算科学的手法に基づく超伝導発現機構の理論(田仲由喜夫・大成誠一郎・渡邉 努)
4.3 粒子系の普遍性(渡辺宙志)
第5章 何を計算するか(樋口知之)
5.1 データ同化とは
5.2 マルチパスシミュレーション
5.3 データと法則で選択と集中
5.4 逐次ベイズフィルタ
5.5 シミュレーションモデルの評価
5.6 逐次モンテカルロ法
5.7 応用例