直観的な現象を数学の対象としてとらえ、抽象的な内容に秘められた“構造”を見出そうとするもので、全ての現象が自然な数学的対象として統一的に眺められることを解説した異色の書。『数学の方法』として1982年に初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。この度、多くの読者からの要望を受け再発行するものです。
第1部 数学化―直観的イメージから数学的対象へ―
第2部 数の発展から代数的構造へ
第3部 微分の理論と古典力学―解析力学の局所理論―
第4部 集合論のなかで表現,展開される数学的理論―数学の集合論的世界観と集合論―
文献
付録
索引