ひとの暮らしと表面科学

ひとの暮らしと表面科学
著者 日本表面科学会 編集・ 犬飼 潤治 担当編集幹事
分野 工学一般  > 工学一般  > 化学・化学工業系
シリーズ 化学・化学工業  > 現代表面科学シリーズ 全6巻 5
発売日 2011/07/25
ISBN 9784320033702
体裁 A5・250頁
定価 3,630円 (本体3,300円 + 税10%)
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 表面科学の初学者にも理解できるような実例を挙げながら、表面科学という切り口で我々の世界・生活を眺めてみた。第1章「人間と健康のための表面科学」では、ひとの身体を表面科学的な視点で考えながら、治療や健康維持を表面科学の手法を用いて進めていく方法が述べられている。第2章「宇宙と地球の表面科学」では、宇宙の化学進化が表面科学とどのような関わりをもって進行したのか、また我々の住む地球の表面でどのような物質・エネルギーの移動が行われているのか解説されている。第3章「ものつくりのための表面科学」では、半導体、テレビ、スポーツウェア、化粧品を、第4章「環境・エネルギーのための表面科学」では、自動車用触媒、光触媒、太陽電池、燃料電池を取りあげ、それらが表面科学的な知識と技術をどのように用いて開発され発展しているのか述べられている。最後の第5章「次世代テクノロジーのための表面科学」では、人工関節、自然と調和したゲル利用、カーボンナノチューブ応用について、表面科学の知識をどのように利用して研究が行われ、また表面科学にこれからどのような知識を加えていくのか、という展望が与えられている。各節は、それぞれの分野の専門家により執筆され、その分野の概要と現在における到達点が理解できる構成となっている。
 一方、全体を通読することによって、「表面科学」をキーワードにした「ひとの暮らし」の全体像がやんわりと表れてくる。それはやはり、モノには表面・界面があり、物質やエネルギー、情報の伝達は、表面・界面を通して行われる、という原則ではないだろうか? こういった世界の見方を原子のレベルから地球・宇宙にまで適用できるのが、表面科学という分野の魅力である。
第1章 人間と健康のための表面科学
1.1 細胞:細胞表面を知り,制御し,活用する医療デバイス
1.2 皮膚と血管:体の"表面"のバイオメカニクス
1.3 健康:血中での油の輸送システム
1.4 医薬品:薬を運ぶナノキャリアの設計
1.5 医療デバイス:血液適合性材料と人工心臓における取組み

第2章 宇宙と地球の表面科学
2.1 宇宙:極低温トンネル反応による物質進化
2.2 地球:地球表面の炭素循環と地球温暖化

第3章 ものつくりのための表面科学
3.1 半導体:シリコン薄膜のエピタキシャル成長技術
3.2 テレビ:高柳健次郎のテレビ開発とものつくり
3.3 スポーツウエア:生地張力と着圧を利用した高機能ウエア
3.4 化粧品:粉体の表面改質技術

第4章 環境・エネルギーのための表面科学
4.1 きれいな環境を作る
4.2 エネルギーを作る

第5章 次世代テクノロジーのための表面科学
5.1 人工関節:ハイドロキシアパタイト含有ガラスチタン複合体の開発と臨床応用
5.2 生物とゲルのインターフェース:低摩擦・抗生物付着・細胞外マトリックス
5.3 C60/カーボンナノチューブ:各種デバイス応用に向けた表面科学的アプローチ

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