ナノの本質
―ナノサイエンスからナノテクノロジーまで―
本書は、ナノの研究に用いられる実験装置の原理とその紹介からはじまり、具体的な物質について単純なものから複雑なものまでを取り上げて解説し、ナノの応用分野として、ナノ生物学、ナノセンサー、ナノ医療、ナノマシンにいたるまで、ナノサイエンスとナノテクノロジーの幅広い領域の話題を網羅している。巻末にはナノの発見と研究の歴史をまとめた。さらに、充実した用語解説も付されており、ナノテクノロジー・ナノサイエンスに関連する用語のハンドブックとしても有用である。
第1章 ナノの背景
第2部 実験手法
第2章 ナノスケールでの材料研究と材料操作
第3部 ナノシステムの多様性
第3章 フラーレン
第4章 カーボンナノチューブ
第5章 自己組織化単分子膜
第6章 気相クラスター
第7章 半導体量子ドット
第8章 単分子膜保護金属ナノ粒子
第9章 コアシェル型ナノ粒子
第10章 ナノシェル
第4部 発展するナノの境界
第11章 ナノ生物学
第12章 ナノセンサー
第13章 ナノ医療
第14章 分子ナノマシン
第15章 ナノトライボロジー
第5部 社会とナノ
第16章 ナノサイエンスとナノテクノロジーの社会的意義
付録 ナノサイエンスとナノテクノロジーの歴史
用語解説
索引