淡水生態学のフロンティア

淡水生態学のフロンティア
著者 日本生態学会 編吉田 丈人 担当編集委員鏡味 麻衣子 担当編集委員加藤 元海 担当編集委員
分野 生物学・生物科学  > 生理・生態学  > 動物生理
シリーズ 生物学・生物科学  > シリーズ 現代の生態学 全11巻 9
発売日 2012/03/25
ISBN 9784320057371
体裁 A5・290頁
定価 3,740円 (本体3,400円 + 税10%)
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本書は「シリーズ 現代の生態学」の1つとして、淡水生態学におけるフロンティアの研究を1冊にまとめた。淡水生態学については良い教科書が他にいくつも出版されている。淡水生態学の基礎的な内容についてはそれら既刊のものに譲り、本書では、特に近年新しく発見された現象や新規に取り組まれている研究について解説している。淡水生態学で活躍する若手研究者を主要な執筆者とし、彼ら・彼女らが日々取り組んでいる最先端の研究内容をやさしく解説している。淡水生態学の最前線やその将来の方向性を議論しつつ、湖や川の生き物や生態系への親しみや暖かさのある視点を大切にし、淡水生態学の楽しさを次世代に伝えるような教科書にすることを目標にした。
第1章 淡水動物プランクトン種の地理的構造を形成した歴史的プロセス(石田聖二・牧野 渡)

第2章 淡水における空間個体群動態(小関右介)

第3章 環境の変化に対する柔軟な応答:表現型可塑性(坂本正樹)

第4章 プランクトンがみせる迅速な進化(吉田丈人)

第5章 シクリッドの視覚の適応と種分化(寺井洋平・岡田典弘)

第6章 魚類の表現型多型と生態系の相互作用:生態―進化フィードバック(奥田 昇)

第7章 外来生物の遺伝的構造と小進化(米倉竜次・河村功一)

第8章 コイ科魚類の生活史:現代における記載的研究の意義(鬼倉徳雄・中島 淳)

第9章 河川の被食―捕食関係と食物網構造(土居秀幸・片野 泉)

第10章 河川の炭素循環(岩田智也)

第11章 同位体の利用法(陀安一郎・苅部甚一・石川尚人)

第12章 遺伝情報の動態:微生物の遺伝子水平伝播(松井一彰)

第13章 より多様化する微生物食物網の研究(中野伸一)

第14章 植物プランクトンの消失過程と生態系機能(鏡味麻衣子)

第15章 湖沼における底生動物の生態と役割(中里亮治)

第16章 湖沼のレジームシフト(加藤元海)

第17章 外来生態系エンジニアによる淡水生態系のレジームシフト(西川 潮)

第18章 古陸水学的手法による近過去の湖沼生態系変動の解析(槻木玲美)

第19章 湖沼における沈水植物の再生(西廣 淳)

第20章 人間社会と淡水生態系:その望ましい関係の構築に向けて(田中拓弥・谷内茂雄)

引用文献
索引

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