情報技術のための離散系数学入門
本書の第4章までは基礎編であり、この部分は離散数学だけでなく、どのような数学にも必要な数学的読み書き-数学リテラシ-に重点を置いている。確率論も初歩的な“離散数学”に話を限ってここに含めた。第5章以降は上級編である。整数論や代数系から書き起こしているが、それらの標準的な内容を網羅することを意図しているのではなく、あくまで有限体の存在と一意性を理解することを目標として、それに必要な事柄を中心に解説した。
第2章 確率
第3章 論理と数学的帰納法
第4章 関係
第5章 整数
第6章 整数の合同関係と代数系
第7章 多項式
第8章 有限体