バイオマテリアル

バイオマテリアル
著者 高分子学会 編川口 春馬 編集委員会代表岩田 博夫 著
分野 化学・化学工業  > 高分子化学  > 高分子材料
シリーズ 化学・化学工業  > 高分子先端材料One Point 全10巻+別巻 3
発売日 2005/05/25
ISBN 9784320043657
体裁 B6・124頁
定価 1,650円 (本体1,500円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
再生医療、人工臓器、低侵襲医療、さらに、バイオチップなどはこれから大きく成長すると期待されている。これらの研究開発の多くの局面で細胞と人工材料、また、タンパク質などの生体分子と人工材料のとの相互作用が顔を出す。これらの相互作用を理解しさらに上手にコントロールすることが必須である。本書では、生物学・医学を知らなくても、人工材料と生体の界面で起こっている現象を理解できるように、可能なかぎり生物学の言葉を使わずに説明した。本書を読めばあくる日から20年バイオマテリアル研究を行ってきた研究者と対等に話ができる。
第1章 バイオマテリアル研究の困難さ
1.1 はじめに

第2章 生体と人工材料との相互作用の概略
2.1 人工材料と細胞との相互作用
2.2 分子間力

第3章 人工材料と生体との相互作用の研究手段
3.1 高分子材料表面とその分析機器
3.2 表面性状が安定なモデル表面
 3.2.1 自己組織化単分子膜の形成
 3.2.2 自己組織化単分子膜の解析
3.3 表面プラズモン共鳴分析装置

第4章 自己組織化単分子膜上へのタンパクの吸着
4.1 タンパク吸着量
 4.1.1 親水性・疎水性表面
 4.1.2 電荷を有する表面
 4.1.3 水素結合性表面
 4.1.4 立体斥力を有する表面
4.2 吸着タンパクの組成
4.3 吸着タンパクの配向
4.4 吸着タンパクの交換変化
4.5 タンパクの吸着力

第5章 自己組織化単分子膜と補体との相互作用
5.1 水酸基を有するアルカンチオールを用いて調製された自己組織化単分子膜上での補体の活性化
5.2 アミノ基を有するアルカンチオールを用いて調製された自己組織化膜上での補体の活性化

第6章 細胞接着
6.1 全反射蛍光顕微鏡を用いた自己組織化膜上への細胞接着の観察
6.2 細胞と基板との相互作用-接触するまで-
 6.2.1 静電相互作用
 6.2.2 ポテンシャルカーブの計測
6.3 細胞と基板との相互作用-接触した後-
 6.3.1 細胞外接着性糖タンパク
 6.3.2 タンパク吸着層の組成と細胞接着
 6.3.3 細胞接着に必要な単位面積当たりのRGD配列数
 6.3.4 RGD間の距離と接着斑形成
 6.3.5 吸着タンパクの配向
 6.3.6 細胞非接着性表面

第7章 細胞の接着と細胞の機能
7.1 細胞のマイクロパターニング技術
 7.1.1 マイクロコンタクトプリンティング法
 7.1.2 光酸化法
 7.1.3 電極表面での酸化反応の利用
7.2 マイクロパター化表面への細胞接着
 7.2.1 幾何学文様が細胞の動く方向を決定する
 7.2.2 細胞の接着・広がりとそのアポトーシス
 7.2.3 マイクロパターンが細胞の接着に与える影響
 7.2.4 細胞接着形態による幹細胞の分化制御

第8章 応用
8.1 遺伝子導入アレイ
8.2 細胞間相互作用による胚性幹細胞の分化誘導

第9章 おわりに

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