生体分子化学 第2版
まず、生体を構成する糖質、脂質、アミノ酸・タンパク質および核酸の4大物質群を対象とする生体分子の有機化学を解説し、各生体成分の物質代謝やエネルギー変換についても論述。そして、それらの反応を触媒する酵素や、反応が進行する場である細胞についても記述している。さらに、生体内情報伝達、免疫、そしてヒトの疾病で大きな位置を占める"がん"や医薬品、近年大きな分野に成長したバイオテクノロジーの基礎と遺伝子組換え技術についても詳述している。
初版は理系の大学生向けのライフサイエンス系の授業科目の教科書として2005年に刊行された。第2版では全章にわたっての訂正・加筆とともに図表の修正を行い、より理解しやすい構成に務めた。
第1章 糖質
第2章 糖質の生合成と代謝
第3章 動物細胞のエネルギー生産
第4章 脂質
第5章 脂質の生合成と代謝
第6章 アミノ酸・ペプチド・タンパク質
第7章 酵素・補酵素・ビタミン
第8章 アミノ酸の代謝
第9章 核酸と遺伝子
第10章 遺伝子組換え技術:組換えDNA技術
第11章 細胞
第12章 生化学的情報伝達
第13章 免疫
第14章 がん
第15章 医薬品