景観の基礎事項の解説はもちろん、土木デザインにかかわる多様な主体・アプローチを実際に九州にある土地にあてはめ体系的にまとめた教科書。九州には多様な風景や地形が多く存在する。阿蘇、高千穂や桜島などに代表される山並み地形、門司港、長崎や福岡に代表される港湾都市、さらには佐賀の低地帯、美しい海岸線を有する宮崎、鹿児島などである。これら特徴的な土地土地を地形の歴史、履歴や土地ごとの風景の読み方、名所の評価などをきめ細かく行った。基礎編、実践編の2部構成からなり、本書を読み進めば必ず土木デザインの肝を掴み取ることができる。
第1部 風景のとらえ方
第1章 人と活動
第2章 人と空間
第3章 風景の読み解き
第2部 風景のつくり方
第1章 演習のポイント
第2章 プロセス解題
第3章 事例編