自然現象や社会・経済現象を離散型変数として数理モデル化し、コンピュータ処理により解析するための必須手法となっている差分方程式・差分微分方程式の理論面をくまなく解説した希有な書。線形代数と微積分学をマスターした程度で読めるように努めています。本書は『共立講座 現代の数学 26.差分・微分方程式』として1971年3月に初版が発行されましたが、多くの読者からの要望を受け、単行本に改装し発行したものです。
第1章 序論
第2章 差分方程式
第3章 線形差分方程式系
第4章 n階線形差分方程式
第5章 差分方程式の安定性
第6章 離散変数の差分方程式
第7章 関数微分方程式の初期値問題
第8章 関数微分方程式の解の一意性
第9章 線形差分微分方程式
第10章 関数微分方程式の安定性