国際層序ガイド

―層序区分・用語法・手順へのガイド―

国際層序ガイド
著者 アモス・サルヴァドール 編・ 日本地質学会 訳編
分野 地球科学・宇宙科学  > 地球科学・地学  > 地学
発売日 2001/08/01
ISBN 9784320046382
体裁 256頁
定価 4,400円 (本体4,000円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
 国際地質科学連合(IUGS)・国際層序委員会(ICS)・国際層序区分小委員会(ISSC)発行の『International StratigraphicGuide』(Second edition;1994)の全訳である。
 この本では堆積岩類のみならず、火成岩類と変成岩類の層序区分に、より多くの注意をはらわれている。これによりこの本が対象とする領域を、古典的層序学の枠を超えて地質図上に描けるすべての種類の岩体をふくむところまで拡げたことになる。さらに地磁気層序と不整合境界単元もあつかっている。 原著では、意図することは規約ではなく指針であり、論理と価値を確信できないうちは強制的なものと考えないでほしい、ということが強調されている。この本も当然ながらその精神を受けついでいる。
 この本は命名法の指針を国際的に取り決めたものであるが、同時に、地層とは何か、層序とは何かの解説書でもある。地質学に携わる人、志す人に必読の書である。
まえがき

序文

『ガイド(第1版)』への序文

第1章 序論
1A.『当ガイド』の発端と目的
1B.ISSCの構成
1C.『当ガイド』の準備と改訂
1D.『当ガイド』の精神
1E.国家的・地域的層序規約
1F.代案あるいはことなった見解

第2章 層序区分の原理
2A.総説
2B.層序区分のカテゴリ
2C.それぞれのカテゴリにおける区分用語
2D.年代層序単元および地質年代単元
2E.岩石記録の不完全性

第3章 定義と手順
3A.定義
3A.1.層序学
3A.2.単層
3A.3.層序区分
3A.4.層序単元
3A.5.層序用語
a.公式の層序用語法/b.非公式の層序用語法

3A.6.地層命名法
3A.7.帯
3A.8.層準
3A.9.対比
3A.10.地質年代学
3A.11.地質年代単元
3A.12.地質年代測定学
3A.13.層相
3A.14.一般用語を特別な意味に使用することにたいする注意

3B.層序単元の設定および改定の手順
3B.1.定義・特徴づけ・記載
a.名称/b.模式層とほかの参照標準/c.模式層あるいは模式地における層序単元の記載/d.広域的状況/e.地質年代/f.ほかの層序単元との対比/g.形成場/h.文献の紹介

3B.2.地下の層序単元の設定にとっての特別な要請
a.坑井または鉱山の指定/b.坑井地質柱状図/c.地球物理学的検層記録と地震波断面/d.資試料の保存場所

3B.3.層序単元の命名
a.層序単元名の地理的要素(?.語源/?.地理的名称の表記/?.地理的名称の変更/?.不適切な地理的名称/?.地理的名称の重複/?.層序単元の細区分の名称)/b.層序単元名における単元用語の構成要素/c.名称と国境との関係/d.対比による地層名の減少/e.帰属の不確実性/f.破棄された名称/g.伝統的で定着している名称の保存

3B.4.出版
a.公式に認知された科学情報媒体/b.先取権/c.勧告する編集手順(?.大文字の使用/?.ハイフンの使用法/?.完全な名称のくりかえし)

3B.5.すでに設定されている層序単元の改定や再定義について

第4章 模式層と模式地
4A.模式地の定義と層序単元の特徴づけ
4A.1.標準的な定義
4A.2.特定の岩体断面について

4B.定義
4B.1.模式層(模式断面)
4B.2.単元模式層
4B.3.境界模式層
4B.4.複合模式層
4B.5.模式地
4B.6.模式地域
4B.7.完模式層・副模式層・後模式層・新模式層・参照模式層
a.完模式層/b.副模式層/c.後模式層/d.新模式層/e.参照模式層

4C.模式層(模式断面)への要請
4C.1.概念の表現
4C.2.記載
4C.3.同定と標識
4C.4.到達の容易性と保存の確実性
4C.5.地下の模式層
4C.6.受容性

4D.塊状の火成岩体または変成岩体の模式地への要請

第5章 岩相層序単元
5A.岩相層序単元の性格
5B.定義
5B.1.岩相層序学
5B.2.岩相層序区分
5B.3.岩相層序単元

5C.岩相層序単元の種類
5C.1.公式岩相層序単元
5C.2.層
5C.3.部層
5C.4.単層
5C.5.流
5C.6.層群
5C.7.超層群・亜層群
5C.8.複合岩体
5C.9.岩相層序層準――岩相層準
5C.10.非公式岩相層序単元

5D.岩相層序単元の設定手順
5D.1.定義の基準としての模式層と模式地
5D.2.境界
5D.3.不整合と堆積間隙

5E.岩相層序単元の拡張手順――岩相層序対比
5E.1.岩相層序単元および境界同定のための間接的根拠の使用
5E.2.境界として使用される指標層

5F.岩相層序単元の命名
5F.1.概要
5F.2.名称の地理的要素
5F.3.名称の岩相的要素
5F.4.火成岩類と変成岩類に関するいくつかの特別な面

5G.岩相層序単元の改定

第6章 不整合境界単元
6A.不整合境界単元の性格
6B.定義
6B.1.不整合境界単元
6B.2.不整合
a.斜交不整合/b.非整合/c.ダイアステム

6C.不整合境界単元の種類
6D.不整合境界単元の階層性
6E.不整合境界単元の設定手順
6F.不整合境界単元の拡張手順
6G.不整合境界単元の命名
6H.不整合境界単元の改定

第7章 生層序単元
7A.生層序単元の性格
7B.化石
7B.1.化石の価値
7B.2.化石群集
7B.3.誘導化石
7B.4.導入化石または侵入化石
7B.5.層序学的な凝縮作用の影響

7C.定義
7C.1.生層序学
7C.2.生層序区分
7C.3.バイオゾーン
7C.4.生層序層準――生層準
7C.5.亜バイオゾーン
7C.6.超バイオゾーン
7C.7.ゾニュール
7C.8.無産出区間

7D.生層序単元の種類
7D.1.総説
7D.2.区間帯
a.タクソン区間帯(?.定義/?.境界/?.名称/?.タクソンの地域的産出区間)/b.共存区間帯(?.定義/?.境界/?.名称)

7D.3.間隔帯
a.定義/b.境界/c.名称

7D.4.系列帯
a.定義/b.境界/c.名称

7D.5.群集帯
a.定義/b.境界/c.名称

7D.6.多産帯
a.定義/b.境界/c.名称

7E.生層序単元の階層性
7F.生層序単元の設定手順
7G.生層序単元の拡張手順――生層序対比
7H.生層序単元の命名
7I.生層序単元の改定

第8章 磁場極性層序単元
8A.磁場極性層序単元の性格
8B.定義
8B.1.磁気層序学
8B.2.磁気層序区分
8B.3.磁気層序単元――磁気帯
8B.4.磁場極性層序区分
8B.5.磁場極性層序単元
8B.6.磁場極性逆転層準と磁場極性遷移帯

8C.磁場極性層序単元の種類
8D.磁場極性層序単元の設定手順
8E.磁場極性層序単元の拡張手順
8F.磁場極性層序単元の命名
8G.磁場極性層序単元の改定

第9章 年代層序単元
9A.年代層序単元の性格
9B.定義
9B.1.年代層序学
9B.2.年代層序区分
a.局地的な年代関係を決定すること/b.国際標準年代層序尺度を設定すること

9B.3.年代層序単元
9B.4.年代層序層準――年代層準

9C.年代層序単元の種類
9C.1.公式の年代層序単元用語・地質年代単元用語の階層
9C.2.階(および期)
a.定義/b.境界と境界模式層/c.年代範囲/d.名称

9C.3.亜階および超階
9C.4.統(および世)
a.定義/b.境界と境界模式層/c.年代範囲/d.名称/e.統の誤用

9C.5.系(および紀)
a.定義/b.境界と境界模式層/c.年代範囲/d.名称

9C.6.界(および代)
9C.7.累界(および累代)
9C.8.階層体系外の公式年代層序単元――年代帯
a.定義/b.年代範囲/c.地理的拡がり/d.名称

9D.国際標準年代層序(地質年代)尺度
9D.1.概念
9D.2.現状

9E.広域的な年代層序尺度
9F.先カンブリア時代の細区分
9G.第四紀年代層序単元
9H.年代層序単元の設定手順
9H.1.基準としての境界模式層
9H.2.下限境界模式層により年代層序単元を定義することの利点
9H.3.年代層序単元の境界模式層の選定にたいする要請

9I.年代層序単元の拡張手順――年代層序対比
9I.1.地層の物理的な相互関係
9I.2.岩相
9I.3.古生物学
9I.4.同位体年代測定
9I.5.磁場極性逆転
9I.6.古気候学的変化
9I.7.古地理および海水準変化
9I.8.不整合
9I.9.造山運動
9I.10.そのほかの指標

9J.年代層序単元の命名
9K.年代層序単元の改定

第10章 ことなる種類の層序単元間の関係

付録A:層序用語集

付録B:国家的・地域的層序規約

付録C:層序区分・用語法・手順に関する文献目録

さくいん

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