細胞の誕生と死

細胞の誕生と死
著者 日本生化学会 編集長田 重一 編山本 雅 編
分野 生物学・生物科学  > 細胞生物学  > 細胞
シリーズ 生物学・生物科学  > シリーズ・バイオサイエンスの新世紀 全15巻 6
発売日 2001/09/01
ISBN 9784320055575
体裁 菊判・208頁
定価 4,070円 (本体3,700円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
細胞はある周期をもって分裂、増殖し、特定の機能を持つ細胞へと分化していく。そして、それぞれの細胞に決まった寿命がくると死滅していく。この過程はその細胞自身にプログラムされたスケジュールで進行するが、サイトカインなどの刺激によっても誘起される。そして、感染、ストレスなどの下界からの刺激によってこの過程は度々破綻し、種々の病気へともたらす。
本書は細胞の増殖、分化、死の過程に関する基礎的な点を概説するとともに、これらの過程における最近のトピックスを、現在これらの過程を活発に研究している研究者に紹介していただいた。生物学を専攻している大学生、大学院生をはじめ、若い研究者がこの分野に興味をもつ機会を与えることになれば幸いである。
序章 生命の連続性 

第1章 細胞の分裂と増殖
1-1 細胞質分裂の機構
1-2 初期発生における細胞周期制御 
1-3 信号伝達性膜タンパク質gp130を介した細胞増殖制御機構

第2章  細胞周期の制御分子
2-1 サイクリン-CDKとチェックポイント
2-2 究極の細胞周期モデル生物―分裂酵母
2-3 APC,WT1と細胞周期
2-4 RBとp53による細胞周期の制御

第3章 細胞死
3-1 アポトーシスとその制御
3-2 FasとFasリガンド
3-3 IL-3シグナルによる細胞生存維持機構
3-4 細胞死の制御とがん

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