量子進化

―脳と進化の謎を量子力学が解く!―

量子進化
著者 ジョンジョー・マクファデン 著斎藤 成也 監訳十河 和代 訳十河 誠治 訳
分野 物理学  > 量子力学  > 量子物理学
発売日 2003/09/15
ISBN 9784320034242
体裁 四六・470頁
定価 1,980円 (本体1,800円 + 税10%)
  • この本の
    内容
  • 目次
 ワシントンポスト紙へもときどき投稿しているほどの実力ある著者が初めて執筆に挑戦した読み物。ただし、SFではない。これまでの新ダーウィン進化論では十分に説明しきれなかった謎の数々(適応変異、多剤耐性、生命誕生、意識の誕生など)を量子力学で解く初の試み。難解な専門用語や数式はいっさい使わず、量子力学の考え方をわかりやすい言葉で紹介する。内容の舞台は、南極、砂漠、深海、実験室、細胞の中(ミクロ探検)、宇宙と多岐にわたり、シュレーディンガーやアインシュタインなど偉人のユーモラスなエピソードもふんだんに盛り込んである。
第一章 生命とは何か

第二章 生命の限界
・生命の成分
・氷点下の生命
・どれぐらいだと暑すぎるか?
・暗闇の中の生命
・火と硫黄
・空気のないところの生命
・地球の中心への旅
・水なしの生命?
・それでは何が限界か?
・地球外生命?

第三章 生命の偉業
・「僕はどうして父さんに似ているの?」
・進化
・遺伝子
・二重らせん
・DNAはいかにはたらくか
・DNAはいかにして細胞に指令を出すか
・DNAがはたらかないとき

第四章 われわれはどのようにしてここにたどり着いたのか
・進化のひづめの跡
・生きるべきか死ぬべきか、半分の眼で
・遺伝子の時計
・遺伝子はどのように進化したか?
・原型細胞
・最初の化石
・始まり
・スープの中の生命
・宇宙からの生命
・粘土の身体
・生命は十分に複雑ではないのか?
・ただのニワトリ
・人間の宇宙

第五章 生命の作用
・筋力とミオシンの歯車
・幕間の化学
・水
・ネズミ捕りとしての酵素
・筋肉にと
・そのエネルギーをどこから得るのか?
・どこから食物を手に入れるか?

第六章 何が生物のからだを動かしているか
・「緑の導火線を通って花を駆りたてる力」
・火の動力についての省察
・われわれは熱機関か?
・箱の中の悪魔

第七章 量子力学とは何か
・マックス・プランクと古典的世界の終焉
・穴に光を通すと
・不確定性あるいは非現実性?
・光と二つの穴

第八章 測定と存在
・量子測定と情報
・カエルが見るもの
・何もしないこと
・原因のない世界
・確率としての実在性
・運動はどこに残されたのか?
・光とサングラス
・ゼノンと量子測定

第九章 それはいったい何を意味するのか
・コペンハーゲン解釈がどれほどすばらしいか?
・コペンハーゲンに騒ぎを起こした猫
・実在性の予測
・論より証拠
・コペンハーゲン後の人生
・妖精たち
・なんということだ、彼女が二人いる!
・時間旅行
・デコヒーレンス

第一O章 生命の誕生
・量子測定と生命の起源
・原型細胞における量子コヒーレンス
・原型細胞における量子測定
・人間多宇宙における生命の起源
・ゼノンと生命の起源
・次に何が起こったか?
・実験室の中の生命?

第十一章 量子細胞
・死んだ猫の量子と古典論の境界はどこなのか?
・細胞の底への航海
・量子の境界
・量子細胞
・生きているとは何か

第十ニ章 量子進化
・適応変異
・この世の中に新しいものはない
・量子進化と細胞
・現在の量子進化

第十三章 心と物質
・神経はどのように筋肉を動かすか
・脳はどのように神経を動かすか
・意識はどのように脳を動かすか
・コンピュータの脳
・行動を起こす
・考えを結びつける
・量子の心
・意識の場
・脳波
・同じバイオリンに合わせて踊る
・波が物質を動かす
・意識をもつコンピュータ
・量子的決断を下す

訳者あとがき
監訳者あとがき
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