知的エージェントのための集合と論理

書籍情報
シリーズ名インターネット時代の数学シリーズ 全9巻 【6】巻
ISBN978-4-320-01645-3
判型A5 
ページ数172ページ
発行年月2000年06月
本体価格2,600円
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知的エージェントのための集合と論理

われわれをとりまく情報環境を改善するには2つの側面がある。1つは情報が手に入るようにする技術であり,もう1つは情報を選別したり加工したりする技術である。最近はソフトウェアエージェントといって,人間の代理としてインターネット上を動き回り情報検索や各種の予約,取り引きの契約などを行うシステムが研究されている。これらのエージェントに要求されるのは,状況依存性,柔軟性,自立性である。論理とは,人間の思考を定式化したものである。特にエージェントに推論を肩代わりさせるには絶好の定式化である。また,論理のモデルを構築していく上で集合の考え方が自然なのである。このような論理や集合の基礎を理解していれば,より良いエージェントの仕組みを考えられるでろう。

目次

第1章 集合の基礎
1.1 集合とは何か
1.2 基本的な概念
1.3 集合操作の組合せ
1.4 集合とデータ構造
1.5 集合と計算

第2章 論理の基礎
2.1 命題論理
2.2 命題の真偽
2.3 述語論理
2.4 推論
2.5 モデル
2.6 証明
2.7 融合原理

第3章 集合と論理
3.1 階層構造
3.2 集合の内包的定義
3.3 写像

第4章 発展
4.1 直観論理
4.2 論理型プログラミング
4.3 多値論理
4.4 様相論理
4.5 一般限量子
4.6 状況計算とフレーム問題
4.7 非単調論理
4.8 線形論理
4.9 AFA
4.10 状況理論

第5章 不完全性定理と知能
5.1 集合論のパラドックス
5.2 論理のパラドックス
5.3 パラドックスと自己言及
5.4 ゲーデルの不完全性定理
5.5 情報処理と人間

第6章 人工知能と複雑系の処理
6.1 人工知能と情報処理
6.2 限定合理エージェント
6.3 複雑系
6.4 アルゴリズムからヒューリスティックスへ

第7章 参考書