ノイズと遅れの数理

書籍情報
ISBN978-4-320-01792-4
判型A5 
ページ数166ページ
発行年月2006年01月
本体価格2,700円
ノイズと遅れの数理 書影
ノイズと遅れの数理

コンピュータの集合体としてのネットワークで問題となっている“情報伝達の遅れ”に代表されるように,社会市場のダイナミクス,交通流や渋滞,神経細胞の集合体としての脳,星の集合体としての銀河などなど,さまざまなシステムには,ほとんど必ずと言ってよいほど「ノイズ」と「遅れ」が含まれている。これらは,単独にも,また時には両方相俟って複合的に各システムの挙動に多大な影響を与えている。この,ほぼ普遍的に存在するノイズと遅れに関して,そのどちらか,次に両方を含むシステムの探究への数理的手法,さらには具体的な応用例を,予備知識を特に必要とせずに理解できるように,分かりやすく紹介した初の書。

目次

第1章 ノイズか遅れを含むシステム
1.1 ノイズを含む力学式
1.2 ランダムウォーク
1.3 フォッカー-プランク方程式
1.4 遅れ微分方程式

第2章 遅れとノイズを含むシステム
2.1 遅れランダムウォークの一般定義
2.2 引力遅れランダムウォーク
2.3 遅れフォッカー-プランク方程式
2.4 斥力遅れランダムウォーク
2.5 まとめ

第3章 応用事例
3.1 共鳴の活用I
3.2 共鳴の活用II
3.3 瞳孔の収縮
3.4 ネットワークの構造
3.5 人間の直立姿勢
3.6 為替データ
3.7 倒立棒の制御

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