パソコン・インターネットの教え方

書籍情報
ISBN978-4-320-02787-9
判型A5 
ページ数224ページ
発行年月2000年02月
本体価格2,000円
パソコン・インターネットの教え方 書影
パソコン・インターネットの教え方

 パソコンやインターネットをどう教えるかということを,われわれはこれまで本当に研究してきただろうか。パソコン教育といっても,結局,パソコンの使い方を教えるだけではなかったか。教える側も学ぶ側もパソコンを動かすということに目を奪われすぎていたのではないか。
 使えるようにする教育はもちろん必要であるが,それが普遍的なものでなかったらどうだろう。これまで本質的なことを教えていたつもりで,実はパソコンやソフト固有の機能や使い方を教えていなかったか。
 パソコンを取り巻く状況はどんどん変わる。1年前,5年前,10年前の状況を見れば,いまとはずいぶん違う。そうした状況のなかで,個々のパソコンやソフトが変化しようとも,それに対処できるに必要な,本質的・普遍的な内容をどのように教えるかが本書の課題である。
 本書には,パソコンの機種名やソフト名,固有名詞は出てこない。プログラミング言語の名前も出てこない。それでいてパソコンやインターネットの教え方を述べているのである。具体的なものの情報はいくらでもあり,入手もしやすい。それと本書を結びつけることは難しい作業ではないだろう。重視したのは,誰でも読めるように,解説のない孤立した専門用語がないよう配慮したことである。

目次

第1 コンピューター教育概論
1.コンピューター教育の到達目標
2.どんどん変わる必然
3.パソコンの寿命はどのくらいか
4.手に職になる教え方
5.教えるためには視野を広く
6.体験と指導
7.結果でなく心を教える
8.真実は教えられるか
9.パソコン用語の教え方
10.著作権の教え方
11.やる気の出し方
12.成績評価の付け方

第2章 パソコン教育
1.パソコンの何を教えるべきか
2.パソコン機材の選び方と運営
3.ハードウェアとソフトウェアの教え方
4.情報量の単位の教え方
5.文字符号化の教え方
6.パソコン本体の教え方
7.オペレーティング・システムの教え方
8.キーボードの教え方
9.日本語入力の教え方
10.ファイルの教え方
11.データ入出力の教え方
12.データのバックアップの教え方
13.ワープロの教え方
14.表計算やデータベースの教え方
15.グラフィックスの教え方

第3章 インターネット教育
1.インターネットの何を教えるべきか
2.インターネットの歴史と哲学の教え方
3.インターネット用語の教え方
4.電子メールの教え方
5.ウェブ・サイト閲覧の教え方
6.検索方法の教え方
7.ホームページ作成の教え方
8.パスワードの教え方

第4章 プログラミング教育
1.プログラミングの何を教えるべきか
2.プログラムと処理系の教え方
3.プログラミング言語の選び方
4.プログラム内蔵式の教え方
5.メモリー概念の教え方
6.変数の教え方
7.実行順序の制御方法の教え方
8.プログラムの作り方の教え方
9.デバッグ方法の教え方
10.プログラム高速化の教え方