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詳解 理論応用量子力学演習

書籍情報
ISBN978-4-320-03171-5
判型A5 
ページ数412ページ
発行年月1982年09月
本体価格4,200円
詳解 理論応用量子力学演習 書影
詳解 理論応用量子力学演習

ロングセラー

 本書は,従来のような量子力学を専攻する学生の演習書ではなく,自然科学のあらゆる分野に活用できるよう量子力学の入門に特に力を入れて解説したロングセラー演習書である。

(1)第1編では,初めて量子力学を学習しようとするとき必要なことを丁寧に解説し,やさしい問題を多数あげて量子力学の方法に一刻も早く馴染み得るようにした。この編を十分に学習すれば,量子力学の大体の様子がつかめるようにしてあり,真に問題練習を積むべきところは,この編に集約されているといってよい(大学院入試についても,第1編全体と第2編の数箇所(第7章§1など)とを理解すれば,準備の大部分はできたといってよかろう。)

(2)第2編では,いわゆる量子物理学のための個々の事項について基礎的理解を得るようにまとめた。第1編と第2編とで通常の量子力学および演習の範囲がおさめられている。

(3)第3編では,量子力学の進んだ部分について基礎的事項を取り扱った。量子力学の新しい方法が話題になるときなどにも参考にすることができよう。

(4)第4編では,量子力学の応用として目覚しい成果があげられている各分野について,やさしい解説を行い,簡単な問題によって理解を助けるようにした。これを理解するには,第1編と,目的の分野に関係している第2編の章とを予め読んでおけばよいようになっている。量子力学が,必要欠くべからざるものとして,実際に活用されている有様を知ることは,きわめて大切なことである。

目次

I. 基礎編
第1章 量子力学の発端
§1. 量子現象(前期量子論の概要)
§2. 波動方程式

第2章 1次元を基調とした問題
§1. 1次元の Schrodinger 方程式の解
§2. トンネル効果
§3. 半古典的近似法(WKB法)

第3章 量子力学の体系
§1. 一般系のSchrodinger方程式
§2. Heisenbergの行列力学,および,量子力学の表示

第4章 球対称力による運動
§1. 離散固有値状態
§2. 連続固有値状態


II. 基礎各論編
第5章 角運動量・スピン
§1. 角運動量・スピン
§2. 電磁場との相互作用,磁気モーメント

第6章 近似法
§1. 摂動法
§2. 変分法

第7章 同種粒子系と第2量子化
§1. 同種粒子系
§2. 第2量子化

第8章 電磁放射
§1. 原子と電磁場との相互作用
§2. 放射場の量子化

第9章 多電子系
§1. 多電子原子
§2. 2原子分子
§3. 結晶

第10章 散乱
§1. ポテンシャルによる散乱
§2. 非弾性散乱・共鳴散乱

第11章 量子統計
§1. Fermi‐Dirac分布とBose‐Einstein分布
§2. 自由電子系(Fermi気体)
§3. Bose‐Einstein凝縮(Bose気体)

III. 理論各論編
第12章 散乱理論の一般形式
§1. 時間に依存しない散乱理論
§2. 時間的発展を追う理論形式
§3. 部分波散乱振幅,S行列の解析性と分散式,Regge極
§4. 逆散乱問題

第13章 経路積分
§1. 経路積分による量子化
§2. 時間順序積とその生成母汎関数,密度行列

第14章 相対論的波動方程式
§1. 相対論的波動方程式
§2. Dirac方程式に従う粒子

IV. 応用編
第15章 量子エレクトロニクス
§1. 多数の原子・分子の系からの電磁波の放出
§2. 反転分布の作り方
§3. レーザー,メーザーの発振
§4. 量子雑音
§5. 非線形光学

第16章 量子低温現象
§1. 超伝導
§2. 超流動

第17章 量子化学
§1. 量子力学の分子現象への適用
§2. 分子軌道法
§3. 群論の応用
§4. 反応性,触媒
§5. 光・磁場と分子

第18章 量子生物学
§1. 生命のあかし
§2. 代謝の営み
§3. 光エネルギーの受入れ

付録 数学公 式
§A. 諸定理
§B. 諸関数

索引