物理学最前線 28

書籍情報
シリーズ名物理学最前線 全31巻 【28】巻
ISBN978-4-320-03272-9
判型A5 
ページ数230ページ
発行年月1991年02月
本体価格2,670円
物理学最前線 28 書影
物理学最前線 28

量子系の準位統計:原子核準位の統計的記述として生まれたランダム行列の理論が,過去10年間に装いを新たに原子・分子をも対象とする量子カオスの研究となりつつあることを解説。

超イオン導電体:融点よりもずっと低い温度で高いイオン導電率を示す物質群としての超イオン導電体の基礎を,主にその構造を中心に原子運動のダイナミックスの観点から平易に解説。

擬一次元物質の物性:さまざまな不安定性に対応する秩序相を低温でもっている擬一次元物質の物性を,それらの中でも最も特徴的な電荷密度波とそのダイナミックスの解説を中心に紹介。

目次

量子系の準位統計―量子カオス序論=長谷川洋
1章 はじめに

2章 確率論による定式化

3章 ガウス型および円周型行列集団に対する結果

4章 スペクトル硬度の理論

5章 最近の研究課題

超イオン導電体=星埜禎男
1章 はじめに

2章 超イオン導電体物質の概要

3章 構造と相転移

4章 イオン拡散のダイナミックス

5章 おわりに

擬一次元物質の物性=内野倉国光・前田京剛
1章 はじめに

2章 擬一次元物質の不安定性

3章 CDWのスライディング現象

4章 一次元物質に関連したその他の幾つかの話題