現代物理最前線 1

書籍情報
シリーズ名現代物理最前線 【1】巻
ISBN978-4-320-03386-3
判型A5 
ページ数190ページ
発行年月2000年04月
本体価格2,500円
現代物理最前線 1 書影
現代物理最前線 1

「CPの破れはどうなったか」,「粉体の物理」,「高速イオンビームの結晶化」の3項目につき,それぞれの現状を紹介,解説するとともに,今後の展望についても言及する。

目次

CPの破れはどうなったか=長島順清
1章 CPの効用
1.1 オズマ問題(宇宙人に右と左を教える)
1.2 我思う,ゆえにCPの破れあり

2章 2体系の混合と保存則の破れ
2.1 質量行列と混合パラメータε
2.2 混合の時間発展とT,CPT対称性

3章 中性Kメソン崩壊とCPの破れ
3.1 CPの直接の破れ
3.2 KTEVとNA48の実験
3.3 CPLEARの実験

4章 小林-益川行列
4.1 弱固有状態と質量固有状態
4.2 行列要素の数値評価
4.3 ユニタリー三角形

5章 Bメソン崩壊とCPの破れ
5.1 Bの混合
5.2 B崩壊における非対称

6章 ユニタリー三角形の頂角測定

7章 ユニタリー三角形の決定
7.1 Kセクターからの情報
7.2 Bセクターからの情報

8章 終わりに
付録 T,CP,CPT

粉体の物理=早川尚男,那須野悟
1章 はじめに

2章 離散要素法

3章 粉体の静力学
3.1 液体のマクロな形
3.2 液体内部の圧力分布
3.3 液体内部のミクロな圧力分布
3.4 対数緩和
 
4章 粉体の摩擦

5章 粉体の気体力学と流体力学
5.1 運動論的手法と冷却過程
5.2 粉体流に対する流体力学

6章 粉体の流動現象
6.1 流動化転移となだれ
6.2 回転パイプ
6.3 振動層

7章 粉体の統計法則
7.1 単純液体との類似性
7.2 速度

8章 今後の展望

高速イオンビームの結晶化=岡本宏巳
1章 クリスタルビーム
1.1 ビームの温度
1.2 ビームの冷却
1.3 レーザー冷却法
1.4 レーザー冷却法の問題点 
1.5 回想
1.6 高速イオンビームの結晶化
1.7 クリスタルビームの御利益

2章 ビーム軌道力学の基礎
2.1 ベータトロン運動とシンクロトロン運動
2.2 強集束の原理
2.3 粒子間相互作用
2.4 イオントラップ
2.5 運動量分散
2.6 ハミルトニアンの導出

3章 高速ビームの3次元レーザー冷却
3.1 共鳴結合法
3.2 運動量分散を利用した共鳴結合法
3.3 特殊な空洞共振器による共鳴結合法
3.4 シミュレーション例
3.5 共鳴結合法の利点と問題点
3.6 多色光による冷却(テーパー冷却法)
3.7 低温ビームの安定性
3.8 展望