高分子EL材料―光る高分子の開発― 

書籍情報
シリーズ名高分子先端材料One Point 全10巻+別巻 【6】巻
ISBN978-4-320-04368-8
判型B6 
ページ数132ページ
発行年月2004年12月
本体価格1,400円
高分子EL材料 書影
高分子EL材料

有機ELに対する人々の関心は日に日に高まる一方である。次世代ディスプレイの主役の呼び声が高い有機ELではあるが,実際には本格的な材料開発が始まってまだ20年に満たない。1987年のKodakの報告をきっかけとして,主として積層構造による機能分離を武器に発展を続けてきた低分子有機ELと比較し,開発のアプローチや材料特性も大幅に異なる高分子ELに焦点を当て今後の高分子有機EL材料の展開を読者に問う。
有機EL素子の構造や仕組みに始まり,高分子有機EL発光材料に特に期待されている特性やこれまでの材料開発の流れに加え,劣化解析の方法,更に現在の市場の情報など広範囲に亘り簡単にまとめてある。高分子有機EL材料に興味を持つ読者の入門書として役立つ。

目次

第1章 新しい表示素子-有機EL素子-
1.1 平面素子としての位置づけ
1.2 染料から発光素子へ
1.3 高分子EL素子
1.4 低分子EL素子
1.5 高分子ELと低分子ELの比較
1.6 有機EL素子の構造
1.7 有機EL素子の市場規模

第2章 光る高分子
2.1 共役系高分子
 2.1.1 高分子発光材料の種類
 2.1.2 高分子発光材料の合成方法
 2.1.3 高分子発光材料の分光学的特性とEL特性
2.2 非共役系高分子
 2.2.1 種類
 2.2.2 特性

第3章 発光機構について
3.1 注入過程
3.2 電荷輸送過程
3.3 再結合過程
3.4 発光過程
3.5 光取り出し効率と変換効率

第4章 劣化について
4.1 高分子EL素子の劣化
4.2 有機EL素子の劣化分析方法

第5章 高分子EL素子の製造方法
5.1 正孔注入層
5.2 発光層
5.3 陰極
5.4 封止

第6章 今後の発展
6.1 小型表示素子から大型TV,照明用途へ
6.2 高分子エレクトロニクスへ