酸化還元反応

書籍情報
シリーズ名化学の要点シリーズ 【1】巻
ISBN978-4-320-04406-7
判型B6 
ページ数176ページ
発行年月2012年01月
本体価格1,700円
酸化還元反応 書影
酸化還元反応

 本書は「炭素骨格形成/酸化・還元/官能基変換」を枠組みとする有機合成の中で,特に「酸化・還元」に焦点を置いて書かれている。合成的視点から「酸化・還元」を見直し,基本概念の修得から「コラム」を介して最前線の化学に触れることができるように配慮されている。反応には「電子の流れ図」を明示し,化学基礎の教育を受けた人が,もう一度復習できるようにもなっている。さらに,I部:酸化(佐藤一彦),II部:還元(北村雅人)のいずれにおいても,反応剤の種類で分類することによって,できる限り反応機構の統一化を図っている。本書を一読することによって,今ひとつよくわからなかった機構を「電子の流れ図」を介して理解を深めるとともに,有機合成に必要な酸化・還元の基本合成単位操作の修得に役立つ。

目次

I部 酸化
第1章 はじめに
1.1 酸化の定義と酸化数
1.2 有機化学における酸化
1.3 酸化反応の機構的な分類
1.4 本書での記述について 

第2章 金属酸化剤による酸化
2.1 クロム酸による酸化
2.2 マンガン化合物による酸化
2.3 四酸化オスミウムと四酸化ルテニウムによる酸化

第3章 過酸および過酸化物による酸化
3.1 アルコール類の酸化
3.2 カルボニル化合物の酸化
3.3 炭素-水素結合の酸化
3.4 炭素-炭素二重結合の酸化
3.5 芳香族化合物の酸化
3.6 窒素化合物の酸化
3.7 硫黄およびセレン化合物の酸化

第4章 有機化合物による酸化
4.1 ジメチルスルホキシド(DMSO)による酸化
4.2 キノンによる酸化

第5章 酸素酸化およびオゾン酸化
5.1 酸素酸化(三重項酸素による酸化)
5.2 一重項酸素酸化
5.3 オゾン酸化

II部 還元
第6章 はじめに

第7章 単体金属還元剤
7.1 ナトリウム/アンモニア
7.2 亜鉛/塩酸

第8章 金属水素化物還元剤
8.1 水素化ホウ素化合物
8.2 水素化アルミニウム化合物
8.3 水素化ケイ素化合物
8.4 水素化スズ化合物

第9章 非金属物質還元剤
9.1 NADPH
9.2 ヒドラジンおよびジイミド
9.3 2-プロパノールおよびギ酸
9.4 水素
9.5 その他

参考文献
索引