構造I:ポリマーアロイ

書籍情報
シリーズ名高分子基礎科学One Point 全10巻 【7】巻
ISBN978-4-320-04441-8
判型B6 
ページ数128ページ
発行年月2014年05月
本体価格1,900円
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構造I:ポリマーアロイ

異なる高分子を混ぜるだけで,その性能を上げられたり,別の機能を付与できたりするほど容易ではない。混ざり方のレベル(サイズ)が物性を大きく左右する。混合系材料の物性は相分離構造によって支配されるが,その相分離構造を制御して所期の性質を達成することが最も重要である。本書では,異なる高分子が混ざりにくい理由を熱力学的に解説し,その混ざらないものをいかにして有用な材料とするのか,要点をしぼって解説する。

目次

序章 ポリマーアロイとは
0.1 ポリマーアロイの定義
0.2 ポリマーアロイの有用性

第1章 相溶性
1.1 相図と相溶性
1.2 χパラメータ(相互作用パラメータ)
1.3 溶解度パラメータ
1.4 相互作用
1.5 相図に影響を及ぼす因子

第2章 相分離挙動と構造
2.1 1相→2相における相分離機構
2.2 溶媒成膜過程
2.3 反応誘起型相分解
2.4 粘弾性相分離

第3章 相分離構造制御
3.1 相分離構造決定因子
3.2 リアクティブブレンド

第4章 異種高分子界面
4.1 界面の熱力学(界面張力と界面厚み)
4.2 界面張力および界面厚みの測定
4.3 反応系界面と相分離構造
4.4 界面構造と接着性

第5章 相分離構造の評価
5.1 顕微鏡
5.2 散乱法

第6章 ブロック,グラフト共重合体
6.1 共重合体の種類
6.2 ブロック共重合体
6.3 グラフト共重合体

第7章 構造材料への応用
7.1 耐衝撃性
7.2 熱可塑性エラストマー(TPE)
7.3 熱硬化性樹脂のブレンド・コンポジット

第8章 機能材料への展開
8.1 高分子膜
8.2 光学材料
8.3 電子材料
8.4 医療用ポリマーアロイ