夢の光―放射光が拓く生命の神秘― 

書籍情報
シリーズ名シリーズ・光が拓く生命科学 全8巻 【8】巻
ISBN978-4-320-05539-1
判型A5 
ページ数184ページ
発行年月2000年05月
価格3,520円(税込)
夢の光 書影
夢の光

いま放射光が脚光を浴びている。紫外線からX線にかけての強い光源として多数の放射光施設が建設され,相次いで利用に供されている。日本でも放射光利用研究の歴史は長いが,分子研のUVSOR,高エネルギー機構のPF,そして播磨のSPring-8と各エネルギー領域を代表する施設が登場し,この分野の研究開発は飛躍的に発展した。生物科学・生命科学の分野では,おもにX線領域が利用されているが,タンパク質の構造解析からがんの診断まで大きく広がっている。この巻ではそれらのさまざまな利用の状況を分かりやすく紹介し,将来への夢を語る。

目次

序章 放射光とは

第1章 放射光による新しい構造生物学の展開
1-1 生体超分子システムに迫る
1-2 放射光の特徴を生かした多波長異常分散法
1-3 タンパク質の動きを見る
1-4 吸収スペクトルからタンパク質の局所構造を探る
1-5 機能中のタンパク質の振る舞い

第2章 放射光による生体イメージング
2-1 X線顕微鏡でどこまで見えるか
2-2 X線位相コントラスト法による生体組織のイメージング
2-3 単色X線CT

第3章 医学診断と治療に活躍する放射光
3-1 マイクロビームによる生体組織診断
3-2 放射光による心臓血管造影                  
3-3 がんの診断と治療に役立つ放射光