遺伝子とタンパク質の分子解剖―ゲノムとプロテオームの科学― 

書籍情報
ISBN978-4-320-05579-7
判型A5 
ページ数152ページ
発行年月2001年10月
本体価格2,500円
遺伝子とタンパク質の分子解剖 書影
遺伝子とタンパク質の分子解剖

医・薬・農・理工系学部などで生命科学を修めようとする学部生に対し,遺伝子操作の基本原理や遺伝情報の解読法を解説するとともに,タンパク質のアミノ酸配列や立体構造を解き明かす原理をわかってもらうように構成した。専門用語の羅列はできるかぎり避け,内容的にはストーリー性を持って,気軽に読める科学啓蒙書的な教科書を目指した。

目次

1.プロローグ
・DNA発見の歴史
・遺伝子研究が与えたインパクト

2.遺伝子操作に必須なツール
・制限酵素
・ベクター
・細胞への遺伝子導入

3.遺伝子のベーシック構造とコントロールシステム
・プロモーターと転写のプロセス
・ラクトースオペロン
・トリプトファンオペロン
・真核生物の遺伝子と転写の特徴
・RNAの塩基はなぜチミンではなくウラシルなのか

4.遺伝情報の解読とコンピュータサーチ
・似たもの遺伝子を釣る
・遺伝情報の解読~塩基配列の決定~
・インターネットを利用した遺伝情報の解析

5.遺伝子増幅とミューテーションの革命
・試験管内で遺伝子を増やす
・PCRで何ができるか
・遺伝子に人為的変異を起こさせる

6.遺伝情報のトランスレーション
・タンパク分子の製造マシン
・遺伝暗号
・異種タンパク質の効率的な生産

7.タンパク質のファンダメンタルテクニック
・タンパク分子のサイズを知る
・タンパク分子のアミノ酸配列を決める
・N-末端アミノ酸配列決定の持つ意味
・カラムクロマトグラフィー
・マススペクトル

8.タンパク質のプレイステーション
・X線を使えばタンパク質の立体構造がわかる
・タンパク分子の持つ電子にX線を当てる
・溶液中でのタンパク質の立体構造を知る
・アミノ酸の性質
・光で知るタンパク質の二次構造

9.遺伝子研究のニューテクニック
・16S rDNAによる系統進化の解析
・環境微生物とDGGE法
・ディファレンシャル・ディスプレイ
・DNAチップ

10.エピローグ
・環境破壊防止に向けたバイオテクノロジー
・ゲノム医療・創薬へのヒトゲノム情報のアプリケーション
・ヒト以外で進むゲノムプロジェクト

索引