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生命科学を学ぶ人のための大学基礎生物学

書籍情報
ISBN978-4-320-05589-6
判型B5 
ページ数256ページ
発行年月2002年10月
本体価格2,900円
生命科学を学ぶ人のための大学基礎生物学 書影
生命科学を学ぶ人のための大学基礎生物学

分子・細胞・遺伝・発生・生理・生態・行動というように,分子から個体までの生物学を解説した。全編を貫いている考え方は以下のようなものである。まず生き物の特性とは何かを考えるところから導入する。次に生き物は増えるという命題を中心にすえ,増えるときに多様性を求めて遺伝子の混ぜ合わせを行うこと,そうして生じた新個体が成体へと大きくなり(発生・分化し),出来上がった新個体が生命の寿命を全うするために,また自己を存続させるために,外界と相互作用するありさまへと話題を展開する。最後に付録としてバイオテクノロジーを解説する。以上の組み立てから,生命の本質を健康な生命の遺伝と維持であると捉え,人の幸福がどこにあるかが自ら見えてくるような,パラメディカルな分野にも絶えず話題を発展させるように,努めて書かれている。そのため理学部・農学部・工学部などの生物系の学生だけでなく,薬学・看護学・福祉学などで学ぶ,将来,人の「いのち」と直接かかわる道へすすむ学生にも最適な基礎生物学の教科書となっている。

目次

第I部 生命の諸要素
1.生物と無生物の違い
2.生物個体のなりたち
3.生命を支える分子
4.遺伝子の実体としてのDNA
5.遺伝子が規定する酵素-1遺伝子1酵素説
6.遺伝子DNAの情報の解読
7.DNAの複製
8.生命の最小単位としての細胞
9.細胞内小器官の構造と機能
10.細胞の骨格
11.細胞の分裂

第II部 生命の連続性と遺伝子
1.ニワトリが先か卵が先か―有性生殖という遺伝子を混ぜ合わせる工夫の獲得
2.単細胞生物から多細胞生物へ
3.遺伝―カエルの子はカエル―の仕組み
4.配偶子―時間の壁を超えて飛ぶタイムマシン―の形成
5.受精
6.個体の発生―卵から親まで

第III部 エネルギー代謝と個体の維持
1.酵素―生命活動を支える生きた触媒
2.エネルギーの通貨,ATP
3.光合成―生命系を支える太陽エネルギーの固定
4.呼吸―化学物質からの太陽エネルギーの取り出し
5.ホメオスタシス―個体の恒常性の維持
6.生物個体と外界とのかかわり―刺激の受容と反応

付録 バイオテクノロジー
1.遺伝子工学的アプローチ
2.細胞工学的アプローチ
3.発生工学的アプローチ