システムとしての脳

書籍情報
シリーズ名シリーズ・脳研究への出発 
ISBN978-4-320-05593-3
判型A5 
ページ数220ページ
発行年月2003年01月
本体価格3,300円
システムとしての脳 書影
システムとしての脳

信号処理装置として脳を研究してみたい人へ:医学系以外を専攻した人々にとって,その背景を生かして新たに脳研究を始めるためのきっかけの一冊となるように,本書はおもにシステム工学,制御工学,電気・電子工学,情報工学などを学んだ人々を念頭において編集した。また,これまで医学・生物学系で,脳・神経を研究している人にとっては新たな視点が提供できることを期待している。

目次

序章

第1章-1 神経回路形成に見られる自己組織化―細胞から神経回路へ
1 神経回路と電子回路
2 神経回路の電気的活動と視覚神経回路形成
3 培養神経回路の自己組織化
4 自発的活動電位はどのようにして現れるか
5 同期した活動電位は何をしているのか
6 自己組織化と電気活動

第1章-2 神経回路形成に見られる自己組織化―生物ロボットの構成
1 生物らしさとは
2 生物らしさを作る

第2章 脳機能計測工学
1 脳生理学の基礎知識
2 共焦点顕微鏡から2光子吸収レーザー走査顕微鏡へ―シナプス活動のライブ観察 
3 神経活動の伝播の実時間計測―膜電位変化の光学的イメージング
4 生きている動物の機能構造を見る―内因性信号のイメージング
5 機能的MRI―ヒトの脳活動を見る
6 fMRIを使った機能のイメージング
付録 機能的MRIの詳しい解説

第3章 脳のハードウェアと脳型デバイス
1 感覚情報の計算
2 神経の演算メカニズム
3 神経細胞のシナプス統合
4 神経回路網をアナログ電気回路で表す 
5 脳型コンピュータ

第4章 運動制御
1 到達運動の計算問題
2 脳が学ぶ運動制御
3 脳が描く運動軌道―軌道計画の神経計算モデル

第5章 感覚受容におけるノイズの役割―IFモデルによる考察
1 IFモデル
2 正弦波入力に対するモデルの応答