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脳と運動―アクションを実行させる脳― 第2版

書籍情報
シリーズ名ブレインサイエンス・シリーズ 全25巻 【17】巻
ISBN978-4-320-06165-1
判型A5 
ページ数202ページ
発行年月2009年10月
本体価格3,200円
脳と運動 書影
脳と運動

ロングセラー

 われわれが日常,無意識に行っている行動でも,その過程で行われた動作はおびただしい数にのぼり,その動作を実行するときに行った運動は複雑多岐にわたる。このようなことを可能にしているのは脳である。脳はどのようにして運動を発現させ,行動を可能にしているのであろうか。
 本書では,このような驚異的な働きをしている脳の仕組みを解説する。運動の発現と制御のために,脳のどこで何が起こっているか,そのメカニズムを図を豊富に用いてわかりやすく説明している。
 第2版では,新たな章を加えるとともに,初版後の新知見を随所に加筆した。

目次

第一章 運動を行うための脳
一 運動は目的を果たすために行われる
二 運動に必要な脳の概略
三 大脳皮質を概観する

第二章 運動細胞の働きとその調節
一 運動細胞とその働き
二 運動細胞の活動を調節する系
三 脳から脊髄に向かう直接調節系

第三章 大脳の一次運動野
一 大脳運動野の発見
二 一次運動野のなりたち
三 一次運動野からの出力
四 運動の直接指令系―皮質脊髄路
五 一次運動野における機能的単位
六 一次運動野への入力
七 一次運動野の細胞活動

第四章 大脳の高次運動野
一 一次運動野のほかに多数の高次運動野がある
二 高次運動野は何のためにある

第五章 運動前野
一 運動前野の発見
二 運動前野の傷害で何が起こるか
三 運動前野の構成―脳のなかでの位置づけ
四 運動前野の細胞活動の特性
五 運動前野研究の最近の発展

第六章 補足運動野
一 補足運動野の発見
二 補足運動野の傷害で何が起こるか
三 前補足運動野と補足運動野
四 脳内の神経回路における位置づけ
五 脳活動イメージング法によるヒト補足運動野の研究
六 細胞活動から見た補足運動野の機能
七 前補足運動野の働きの特徴

第七章 姿勢と運動の自動的調節
一 脊髄反射
二 姿勢反射
三 その他の反射
四 自動性の強い運動

第八章 小脳
一 小脳の構造と細胞
二 小脳皮質の神経回路
三 小脳をめぐる神経回路網
四 小脳が傷害されると何が起こるか
五 小脳の動作原理

第九章 大脳基底核の働き
一 壊れたときに解るありがたさ
二 大脳基底核の構成
三 大脳基底核の動作原理
四 眼球運動の制御に対する働き
五 大脳基底核機能のまとめ

第十章 帯状皮質運動野
一 帯状皮質運動野の所在
二 帯状皮質運動野の入出力と脳内の情報の流れ
三 無動無言症と動作の開放現象
四 ヒトの脳活動イメージング法で知られたこと
五 細胞活動から見た帯状皮質運動野の働き
六 最近の研究の発展

第十一章 頭頂葉の働き
一 大脳皮質の5野7野
二 頭頂葉から前頭葉へ
三 頭頂葉が損傷したとき

第十二章 失行
一 肢節運動失行
二 観念失行
三 観念運動失行
四 高次運動野との関係

第十三章 前頭前野
一 脳の情報は前頭葉の連合野に集約される
二 前頭前のは知の最高位中枢か?
三 機能テストで知られたこと
四 行動のプログラミングと組織化
五 高次運動野をあやつる前頭前野
六 動物実験で前頭前野の働きを知る

第十四章 エピローグ ―操縦士はどこにいる?―
一 運動のレベルと制御のレベル
二 前頭前野は操縦士なのか

座談会 脳による運動機能のメカニズム