品質工学の入門者から,実際に使おうとしている中級者,さらにその上をいく上級者まで必読の一冊。
「超入門」(初級編)では,品質工学全体の重要なポイントを丁寧に説明。単に解説だけでなく,品質工学実験のゴールである研究報告書の例が示されているので,勘のいい人なら,ここまでの説明で品質工学が始められる。
次に「品質工学の進め方」(中級編)では,品質工学実践の手引きを,理論を含め本格的に解説。実践のための基本的な知識はこれで十分。
そして「超直交表」(上級編)では,これまでの直交表では不可能と諦められていたことがやれる画期的な超直交表(拡張直交表と異常直交表)を初公開。従来議論が避けられてきた交互作用を正面から議論するための基礎となるであろう。