熱エネルギーシステム

こちらの書籍は旧版です。最新版は熱エネルギーシステム 第2版となります。

書籍情報
シリーズ名機械システム入門シリーズ 【10】巻
ISBN978-4-320-08085-0
判型A5 
ページ数232ページ
発行年月1999年04月
本体価格3,300円
熱エネルギーシステム 書影
熱エネルギーシステム

大学などで熱エネルギーに関連する講義として,力学,伝熱工学,燃焼工 学,熱機関などがある。しかし,限られたエネルギー資源を地球環境の保全と調和させなが ら,人類の反映のため有効に利用するには,エネルギーの流れをシステムとして捉えその本質を正しく理解することはきわめて重要である。また新技術の開発や進展に伴って,熱エネルギーに関連する分野も急速に拡大,多様化しており,幅広い知識の習得が望まれるようになってきた。
 本書では,このような社会的背景をも考慮し熱エネルギーの特性,基本法則を説明したのち,熱エネルギーの有効利用の考え方を述べ,熱エネルギーの流れに沿って,それぞれの過程で重要な学理を説明するとともに,代表的なエネルギー変換機器・システム,利 用技術について言及し,エネルギーの流れを環境をも含めたシステムとして捉え,理解できるように配慮している。

目次

1章 熱エネルギーシステム序論
1.1 エネルギーとその形態
1.2 エネルギーの需要と資源
1.3 熱エネルギーシステムの必要性
1.4 単位と次元,SI単位系

2章 燃料と燃焼のシステム
2.1 燃料
2.2 燃焼現象
2.3 燃焼反応と燃焼計算
2.4 熱勘定と炉の熱効率
2.5 環境にやさしい燃焼対策

3章 熱エネルギーのミクロシステム
3.1 ミクロにみた気体の性質
3.2 物質と状態変化
3.3 状態方程式と理想気体
3.4 状態変化の方向性とエントロピー

4章 熱エネルギーのマクロシステム
4.1 マクロシステムを扱うための基本的概念
4.2 仕事あるいは熱としてのエネルギー輸送
4.3 熱力学第1法則
4.4 理想気体の性質
4.5 理想気体の基本プロセス
4.6 システムのエネルギー解析

5章 熱エネルギーの有効利用システム

5.1 エネルギー変換の方向性と熱力学第2法則
5.2 熱サイクルとカルノーサイクル
5.3 エントロピーと熱力学第2法則
5.4 有効仕事量とエクセルギー
5.5 エントロピーの微視的および巨視的概念の対応

6章 混合気体と蒸気のシステム
6.1 理想気体の混合と混合気体の性質
6.2 湿り空気
6.3 蒸気
6.4 化学反応を伴う混合プロセス

7章 熱エネルギー変換システム
7.1 熱機関システム
7.2 冷凍サイクルとヒートポンプ
7.3 空気調和

8章 熱エネルギーの輸送システム
8.1 伝導伝熱
8.2 対流伝熱
8.3 相変化を伴う伝熱
8.4 放射伝熱

9章 熱エネルギーシステムの新展開
9.1 エクセルギーによる省エネルギー技術
9.2 ライフサイクルアセスメントによる環境負荷評価
9.3 エネルギーと環境の調和型技術開発の進展