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安全工学最前線―システム安全の考え方― 

書籍情報
シリーズ名機械工学最前線 【5】巻
ISBN978-4-320-08171-0
判型A5 
ページ数166ページ
発行年月2011年01月
本体価格2,800円
安全工学最前線 書影
安全工学最前線

近年,わが国では,安全・安心に対する関心が非常に高くなり,安全確保のための対策が多く施されている。しかし実際には,人命を脅かす事故や災害が頻発しており,それらは甚大な人的損失や物的損失をもたらしている。安全の確保は世界共通の関心事であるが,わが国と欧米諸国とでは安全対策についての取組みに大きな隔たりがある。つまり,わが国では,安全対策の基本を安全教育による人間のミスの防止に置いているが,欧米諸国では,人間のミスや機械の故障があっても事故や災害に至らないための対策を取り,それでもカバーしきれない部分についてのみ安全教育に依存している。欧米流の方が安全確保の観点から合理的であり,現在,この考えに基づいた安全規格が国際標準となっている。これまでわが国では,いかに合理的に安全を確保するかについて,一般的には十分議論されていなかった。しかし,近頃,欧米流の安全確保の手法が浸透しつつある。本書では,国際標準となっている欧米流の考え方をベースとして,安全確保の合理的な手法について概説する。

目次

第1編 安全構築の基礎:国際規格
1 リスクアセスメント
1.1 はじめに
1.2 改正労働安全衛生法
1.3 リスクとは何か
1.4 リスクと安全
1.5 リスクアセスメントとは何か
1.6 リスクアセスメントの手法
1.7 リスクの低減方策
1.8 許容可能なリスクとは何か
1.9 おわりに

2 ISO 12100ー機械安全の基本企画
2.1 はじめに
2.2 機械・設備に関する最近の事故例-機械・設備側での対応がISO 12100の考え方
2.3 機械安全の小史
2.4 ISO/IEC Guide 51-安全の考え方
2.5 ISO 12100の概要
2.6 ISO規格の意義と役割
2.7 まとめ

第2編 応用事例
1 産業用ロボットでの安全技術
1.1 産業用ロボットと労働災害
1.2 ロボット安全の進展とわが国の関連法規
1.3 産業用ロボット・ロボットシステムの安全方策
1.4 産業用ロボット安全規格の概要
1.5 産業用ロボットシステムの安全
1.6 おわりに

2 有人宇宙機の安全確保
2.1 有人宇宙機の取り組み
2.2 安全確保の取り組み
2.3 有人宇宙機の安全設計事例
2.4 安全に対する新たな取り組み