次世代液晶ディスプレイ

書籍情報
シリーズ名シリーズ 先端ディスプレイ技術 【3】巻
ISBN978-4-320-08604-3
判型A5 
ページ数184ページ
発行年月2000年10月
本体価格3,000円
次世代液晶ディスプレイ 書影
次世代液晶ディスプレイ

LCDはすでにコンピュータモニタやTV,ビデオなどAV機器に広く用いられている。そこにおいては,LCDがもっている①低電圧駆動,②低電力消費,③フラットパネル(省空間,ポータブル),および④カラー表示などの特長が活かされている。次世代のLCDとは”有機物である液晶がもっている多様性を活かして,さらに,①低消費電力,②動画・高分解などの高画質,③情報処理機能と表示機能の融合など,それら一つでも際立った新規性を発揮しようとしているディスプレイ”である。
本書は,今までまったく知られていなかった技術というよりは,むしろ見直してみると新技術を産み出す可能性があるという見地から,次世代のLCDを産み出そうというアプローチである。

目次

第1章 双安定型LCD
1.1 はじめに
1.2 液晶のテクスチャ変化を利用する方式
1.3 液晶のツイスト角を変化させる方式
1.4 基盤表面の形状を利用する方式
1.5 アンカリングの弱い界面の性質を利用する方式
1.6 双安定性LCDの課題と特徴

第2章 ベントネマティックLCD
2.1 はじめに
2.2 液晶配向状態
2.3 動的特性
2.4 光学特性
2.5 広視野角のための光学補償法
2.6 パターン電極が存在する場合のセル内での配向状態
2.7 今後の可能性

第3章 アモルファス構造を用いた反射型LCD
3.1 はじめに
3.2 アモルファス配向とは
3.3 アモルファス配向を用いた反射型ゲスト・ホストLCD
3.4 アモルファス配向を用いた1枚偏光版反射型TN-LCD
3.5 おわりに

第4章 強誘電性LCD
4.1 はじめに
4.2 表面安定化FLCD
4.3 高分子安定化FLCD
4.4 反強誘電性LCD
4.5 V字特性LCD
4.6 FLCDファミリの応答時間
4.7 FLCDファミリの新技術
4.8 将来展望

第5章 高分子分散型LCD
5.1 はじめに
5.2 光散乱型LCDの電気光学特性
5.3 作製方法
5.4 光散乱LCDの電気光学特性
5.5 高分子界面での液晶配向
5.6 将来への期待

第6章 マイクロLCD
6.1 はじめに
6.2 マイクロディスプレイについて
6.3 マイクロLCDの歴史
6.4 シリコンバックプレーンマイクロLCDの構造
6.5 マイクロLCDの駆動モード
6.6 強誘電性液晶マイクロディスプレイ
6.7 マイクロLCDの応用展開
6.8 マイクロLCDの課題と今後

第7章 ホログラフィック高分子分散型LCD
7.1 はじめに
7.2 基本的なHPDLCの構造と動作
7.3 メモリ型HPDLC
7.4 HPDLCにおける分子配向制御
7.5 透過型HPDLCを用いた表示デバイス
7.6 おわりに

第8章 フィールドシークェンシャル法によるフルカラーLCD
8.1 ディスプレイのカラー表示方式
8.2 フィールドシークェンシャル法によるカラー表示の歴史
8.3 LCDを用いたフィールドシークェンシャル法によるフルカラー表示
8.4 色割れ現象
8.5 LCDを用いたフィールドシークェンシャルフルカラーLCDの駆動タイミング
8.6 表示実験例
8.7 まとめ

第9章 熱・光アドレス型LCD
9.1 はじめに
9.2 透過と散乱
9.3 熱アドレス型液晶
9.4 熱アドレス型LCDとLALCD
9.5 LALCDに用いられる液晶とその動作モード
9.6 LALCDの特徴
9.7 レーザ吸収機構と描画速度の向上
9.8 LALCDの利用

第10章 光を用いた書込み技術
10.1 はじめに
10.2 光伝導現象を利用した光書込み:液晶空間光変調器(LC-SLM)
10.3 光化学反応を利用したネマチック液晶系への光書込み
10.4 直線偏光を用いた光書込み
10.5 強誘電性液晶・反強誘電性液晶への光書込み
10.6 液晶/基板界面を利用した光書込み
10.7 おわりに

索引